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- 来場者数は“バブル的”!? 「最近ゴルフ場込んでるよね~」を裏付けるデータが発表 全国で何人増えた?
一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、ゴルフ場利用税に基づく2021年度(同年4月~22年3月)の全国ゴルフ場利用者数を発表。その数は約8969万人で、前年比約835万人増加しました。ゴルファーの誰もが感じているゴルフ場の盛況ぶりが裏づけられた形です。
2021年度は20年度に比べゴルフ場利用者数が1割増
一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、ゴルフ場利用税に基づく2021年度(同年4月~22年3月)の全国ゴルフ場利用者数を発表しました。
21年の新型コロナウイルス感染状況は前年度を大幅に上回り、「緊急事態宣言」「まん延防止重点処置」等が出され、旅行の自粛や飲食店の営業制限など、社会生活、経済活動に大きなマイナスが生じました。
そんな中、ゴルフには追い風が吹いています。今回の調査で21年度のゴルフ場利用者数は約8969万人で、前年比約835万人増加。増加率にすると、プラス10.3%となっています。ゴルフ場の利用者数は、同じ人が複数回来てもカウントされるので、ゴルフ場を利用した延べ人数が明確に分かります。
ゴルフ場1カ所当たりの利用者数も1997年度以来の4万人越えとなる4万641人となり、前年比10.7%の大幅増となっています。NGKは報告書の中で“バブル的”という表現を使っていたのが印象的です。
ゴルフ場利用者数の大幅増加について、NGKの大石順一専務理事はこう分析します。
「バブル的と表現したのは、20年8月が前年比28%と伸びが最高値で、この大幅な伸び対してです。ですが、それ以降も、平均で毎月6~7%、多い月で10%程度、前年対比で伸びており、28カ月連続でこの傾向が見られています。この要因はコロナ禍でのさまざまな行動制限や精神的ストレスの反動現象と思われます。広域移動を行わずに、感染リスクの低い自然環境の中で家族や仲間と楽しめるレジャースポーツとして、ゴルフが評価された結果と言えます」
感染リスクが低いだけでなく身近な人と過ごす時間も価値に
また、感染リスクの低さだけでなく、コロナ禍における消費者のマインドの変化にもゴルフがフィットしていると言います。
「さまざまな調査において、コロナ禍を経て身近な事象や安全への欲求が強まる等の価値観の変化が見られています。この価値観の変化はレジャーに求めるものも、身近な家族と一緒に過ごすことが良いとの意識に変わってきています」
ゴルファーの絶対数が増えただけでなく、属性の幅も広がってきたことから、ゴルフ場側の変化も促されています。
「この意識や価値観の変化に対応する方法として、ゴルフ界としてもマインドや健康を重視する対応が重要であることも分かってきました。例えば、女性ゴルファーに対応して、浴室のシャワーヘッドを最新のものにする、ドライヤーのワット数を上げて快適に乾きやすいものに交換するなどで、お客様のマインドが上がり、リピーターにつながります。実際に多くのゴルフ場が取り入れ始めています」
ゴルフ界にとって、この追い風を生かすためにも、ちょっとした気づきやサービス向上がキーになってくるのかもしれません。
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