動画を見るだけでは上達は難しい
ゴルフを始めたからには、なるべく早く上達して初ラウンドから良いスコアを出したいと考える人は多いでしょう。中には、先輩ゴルファーから「変なクセがつかないように、レッスンプロに教えてもらったほうがいいよ」とアドバイスを受けた人もいるかもしれません。

レッスンプロとは、生徒にゴルフを教える職業のことを指します。ティーチングプロとも呼ばれ、ゴルフの技術やコーチングする能力が求められます。
そもそも、ゴルフのレッスンを受けるのは、どのような人が多いのでしょうか?
クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「私は、マンツーマンのレッスンを行っているのですが、年齢的には30~70代ぐらいの人が多い傾向にあります」
「レッスンを受ける人の多くは『人より早く上達したい』『雑誌やYouTubeの見すぎで情報があふれているので、ぶれない基礎が欲しい』などと話します。遠回りせずに最短で上達したいと考えている人が多いイメージです」
ゴルフに限らずスポーツ全般に言えることですが、土台になる基礎を初めにしっかりと学んでいるかどうかは、上達のスピードに大きな影響を与えるでしょう。
また、ゴルフはYouTube動画などを参考に、独学で正しいスイングを習得することは難しいのでしょうか?
「正しいスイングを独学で習得するのは不可能に近いと思います。昔に比べて情報が簡単に入手しやすくなったので『レッスンプロのYouTube動画を見て参考にすれば上達するのでは?』と思う人もいるかもしれませんが、情報過多になりやすく捉え方が難しいように感じます」
「特にYouTubeにアップされている動画の場合は、専門的な用語を使って表現をしているケースも多々あるので、ビギナーが1から10まで意味を理解することは難しいでしょう」