スパイクでの練習はヘタになる!? ゴルフ練習場は「スニーカー一択！」と言い切れる納得の理由

　練習場には、ゴルフ場で定められているようなドレスコードがないので、比較的ラフな格好で訪れるゴルファーが大半です。

　また、ラウンドで使用するスパイクではなく、スニーカーなどの運動靴を履いて練習に励んでいるゴルファーも多いでしょう。

　運動靴であれば、練習場でわざわざ履き替える手間を省くことができますが、実際のラウンドとは異なる状態で練習することに、デメリットは存在するのでしょうか？

　クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。

「実は、練習場ではスパイクを履かないほうがいいです。ゴルフ用のスパイクは、芝の上を踏むことで、多少沈むことを想定してつくられています。そのため、練習場の人工マットやゴムマットなど硬い地面の上で履くことはあまりオススメできません」

「練習場の硬い地面の上で履くと、数ミリ程度ですが高さが微妙に変わってしまうので、普段通りのスイングをするとボールがトップしやすくなってしまうことが考えられます。それを改善しようと、膝を少し曲げたり、前傾をやや深くしたりと、いつもとは異なるフォームにもなりかねないので、実戦的な練習ができる状態とは言えません」

「また、スパイクのソールは、ふんわりとした芝の上をしっかりかむようにできているので、硬い地面の上では滑りやすくなってしまうことからも避けたほうが無難です」