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- 「ニギリ?」「チョコレート?」にご用心! 食べ物は関係ない“ゴルフスラング”はどういう意味?
「今日もニギリますか?」「いいですよ。チョコレートは?」ゴルフを始めて間もない人は、先輩ゴルファーのたちの会話が耳に入っても「いったい何の話をしているんだろう?」と、会話についていけないことがあるかもしれません。
朝の練習グリーンでビギナーには意味不明の会話が…
練習グリーンやティーイングエリア周辺ではいろいろな会話が聞こえてきます。
ゴルフを始めて間もない人は、先輩ゴルファーのたちの会話が耳に入っても「いったい何の話をしているんだろう?」と、会話についていけないことがあるかもしれません。たとえば、

「今日もニギリますか?」
「いいですよ。チョコレートは?」
「いつも通りタテ・ヨコそれぞれ1枚で」
「いや、この前はタテだけで20枚持って行かれましたからね。今日はナッソーじゃないと……」
「では、それでニギリましょう」
お寿司の約束かバレンタインデーにもらえるチョコレートの数を予想しあっているようにも聞こえそうですね。
実は「ニギリ」は賭け、「チョコレート」は賭け金のレート、「タテ・ヨコ」はスコアカードの縦の欄のスコア(トータル)、横の欄のスコア(ホールマッチ)をそれぞれ競うことを意味する隠語です。
“チョコレート”が“レート”と韻を踏んだかどうかは定かではありません。また、握手はする人としない人とがいますが、両者のあいだで条件が整って賭けが成立したことを示す行為とされ、手を握ることが“ニギリ”の語源になったようです。
もし先ほどの会話を、隠語を使わずに言い換えると次のようになります。
「今日もお金を賭けてコースを回りませんか?」
「受けて立ちますよ。ベットの方法とルール、賭けるお金のレートはどう取り決めますか?」
「以前あなたと賭けゴルフをしたときと同じ方法でやりましょう。タテは18ホール合計スコアの勝負で、1ストロークにつきチョコレート1枚(このケースでは100円に設定。以下同)。ヨコはホールごとの勝負で、1ホールにつきチョコレート1枚(100円)賭けます」
「それは気が進みません。以前のベットでは大叩きをしたホールがあったため、トータル20打差をつけられて(2000円)負けましたからね。大叩きをしても大差にならないよう、今日はアウト、イン、トータルの3区分それぞれの勝敗にチョコレート1枚(100円)賭ける“ナッソー”という方法でやりたいです」
「分かりました。それで賭けましょう」
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