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- 「毎年この時期を狙ってたのに…」物価高騰だけじゃない“爆安”セール品のゴルフクラブがなくなった事情
コロナ禍や世界的な物価高騰の影響を受けて、さまざまな業種で値上げや品薄がニュースになっています。ゴルフ界でも「マークダウン品が少なくなった」などの話を耳にしますが、どんな影響が出ているのでしょうか。東京・御徒町のゴルフショップで話を聞きました。
マークダウンでよく売れるのはFWやUT
新年の恒例行事となった人気ブランドの新製品発表会。今年もテーラーメイドから「ステルス2」、キャロウェイから「パラダイム」と、新たなテクノロジーをまとった魅力的なモデルが登場しました。
一方で、新たなモデルが発売されれば、これまであった製品はお手頃な価格へとマークダウン(商品入れ替えに伴う値下げ)。取材に伺った東京・御徒町のゴルフショップ、コトブキゴルフ ワールド館でもテーラーメイドの「ステルス」とキャロウェイの「ローグST」がセールの柱になっていました。

その売れ行きについて、同店の間瀬康裕店長は「このタイミングを狙って買いに来る方がいらっしゃり、よく動いています」と、すでに人気モデルがマークダウンする時期はゴルファーにも周知されていると話します。
マークダウンになると「フェアウェイウッドやユーティリティーが人気になる」と、間瀬店長。飛距離が欲しいドライバーは少しでも飛びそうなニューモデル、正確な距離を打ちたいフェアウェイウッドやユーティリティーは評価の高いモデル、さらには比較的買い替えサイクルが長いことも、マークダウン品が人気になる理由かもしれません。
マークダウン品の中心となっているのは「豊富な在庫数がある海外ブランド」という間瀬店長。店頭にはダンロップやミズノ、ブリヂストンなど国産メーカーのマークダウン品もあったものの、数量は少なく、ここ数年で変化が見られると話します。
「簡単にいえば、売れる分だけ作っているので、あまりセール品が多くないんです」(間瀬店長)。ひと昔前なら「中古よりも安い!」といった驚くような価格の商品もあったそうですが、そんな処分価格で放出されるモデルはほどんどないそう。緻密な生産計画がなされ、大きな値引きをしなくても売り切れる量しかつくられていないようです。
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