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- ゴルフ場大手・PGMがロッカーフィーをオプション化 サービスは自分で取捨選択する時代に?
全国140カ所以上のゴルフ場を運営している日本最大級のゴルフ場運営会社であるパシフィックゴルフマネージメント株式会社(PGM)は、ロッカーフィーを別途表示にする措置を拡大しています。その狙いや経緯について同社に取材しました。
コロナ禍でロッカーを使用しないプレーヤーが増加
ゴルフのプレー料金を支払ったあと、「ご利用明細書」に細かく目を通している人は少ないように思います。支払った総額は気にしても、予約したときの金額と大きく相違がなければ、そのままスルーしてしまうのが普通ではないでしょうか。
明細には、プレーフィーはもとより、食事代、ゴルフ場利用税、消費税などが表示されていますが、実はロッカーフィーが別途表示されている場合があります。しかし、プレーフィーに含まれていて表示されない場合もあり、混在しているのが現状です。
全国140カ所以上のゴルフ場を運営している日本最大級のゴルフ場運営会社であるパシフィックゴルフマネージメント株式会社(PGM)は、ロッカーフィーを別途表示にする措置を拡大しています。その狙いや経緯について同社に取材しました。
前提として、PGMでは従来、プレー料金をロッカーフィー込みの価格として表示し、別途の表示はしていませんでした。ロッカーフィーの表示を推進する理由を同社広報は次のように説明します。
「新型コロナウイルス感染症に対する予防対策として、ロッカーでの滞在時間短縮のため、プレー時の服装で来場することを推奨しています。そのため、コロナ禍以降、ロッカーを使用されないお客様が多くなってきています。その状況を鑑みて、不使用の場合のロッカーフィー相当額のご負担を減らすため、別表示といたしました」
同社147ゴルフ場のうち、2023年2月時点でロッカーフィーを別表示にしているのは24コースですが、4月から約30コース、5月から約70コースが加わり、5月の時点では約120コースのロッカーフィーが別表示になる予定とのことです。
PGMのロッカーフィーの平均は300円程度とのことですが、ロッカーを使わなければ、そのぶん料金が安くなるというのは、フェアで歓迎すべきことです。
実はバブル期以前はロッカー別料金が普通だった
この動きについて一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(NGK)の大石順一専務理事はこう評価します。
「ゴルフ料金の表示は個別の料金の積み上げにしたほうがよいのではないでしょうか。その昔は、若いサラリーマンゴルファーがロッカーフィーがもったいないと、2人で1つのロッカーを借りた時代もありました」
「ただ、バブル崩壊後、低料金化が進んだことで表示の仕方が変わりました。それ以前はロッカーフィーなどの個別の費用も表示しているゴルフ場が多かったのが、プレーフィー等でまとめて表示する傾向になったのです。これからはまた、お客様のニーズを考えて、必要なサービスを選べ、無駄を省くことも重要になってくるのではないでしょうか」
ゴルファーにとっては、ロッカーフィーだけでなく、いろいろなサービスを取捨選択できるようになれば、適正な価格でプレーでき、それだけプレー回数も増やせて、よりゴルフを楽しめるのではないでしょうか。ゴルフ場にとっても、利用客の多様性に合わせて無駄を省くことができ、双方にとっても合理的と言えるのではないでしょうか。
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