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- コース管理が「勘弁して!」と感じるマナー違反とは?「サブグリーンでアプローチ練習しないで! 」
屋外でプレーをするゴルフはコロナ感染のリスクが少ないと、ここ数年、プレーヤーの数が激増しています。ゴルファーが増えることはゴルフ場のみならず、ゴルフ関連企業や経済的にもうれしいこと。だがその反面、エチケットやマナーが蔑ろになっているといいます。
意外と多くて迷惑な「ホールアウト後のアプローチ練習」
週末ともなると、どこのゴルフ場も予約はいっぱいです。都心からのアクセスがよいゴルフ場になると、平日もなかなか予約が取れない状況がここ数年続いています。
ゴルフ場に行くと、以前より20代や30代前半の若い人たちが多くなったと感じている人も多いはず。そして「女性ゴルファーが増えたなぁ」と感じている人もかなりの数、いることでしょう。
ゴルファー数の増加はコロナのリスクが少ないこと、ネット予約の普及によってプレー予約が取りやすくなったこと、リーズナブルな料金設定のコースが増えたことなど、原因は多岐にわたります。
人口の増加自体はとてもよいことですが、それに伴って以前ではまず見られなかった新種ともいえるゴルファーが出現しています。そこでゴルフライターを2年間ほどお休みし、コース管理の仕事に携わった経験のある私が、グリーンキーパー泣かせのゴルファーを紹介しましょう。
まず「やめて!」と叫びたくなるのが使用しているグリーンに向かって、ホールアウト後にアプローチ練習をすることです。
「まさか、そんな人いるの?」と思う人も多いでしょう。しかしホールアウトしたグリーンに向かってアプローチ練習をするゴルファーはとても多いのです。時には同じパーティの4人全員がアプローチ練習を始めることもあります。
当然ですがこれではセカンド地点にいる後続組のプレーヤーが打てません。スロープレーにもつながります。またピッチマークがついて、必要以上にグリーンが傷み、ボールの転がりに影響がでます。
ピッチマークを直すプレーヤーは正直あまり多くありません。そんな状態のグリーンにアプローチショットの練習をされると、目も当てられない状態になりかねないのです。
なかにはサブグリーン(目的外グリーン)に向かってアプローチ練習をする人もいます。おそらくこういうゴルファーは「使用していないグリーンだから、いいだろう」と思っているのでしょう。
グリーンの芝はみなさんが思っている以上にデリケートで、「使用しない=休ませる」ことをしないと、芝が薄くなってハゲるなど悪い状態になってしまいます。これではスムーズな転がりを得られず、プレーが楽しくありません。
よく「このコースのグリーンは荒れているなぁ」といった言葉を耳にしますが、個々のゴルファーが少し気をつけるだけでグリーンはよい状態をキープできるのです。
コース管理のスタッフは作業のためにグリーンへあがるとき、靴の底をサッときれいにしてからあがります。靴の底についた「菌」などをグリーンに持ち込まないためにです。
プレーヤーがそこまでする必要はありませんが、思いどおりに打ったパットがスムーズに転がってバーディーを呼び込むためにも、ほんの少しだけグリーンのことを思いやってください。
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