電波は約100メートル届くので危険!? 乗用カートのリモコンを持ったまま昼食休憩はNG?

日本のゴルフ場では電磁誘導式乗用カートが多く導入されています。これらのカートはプレーヤーがリモコンで操作しますが、昼食休憩時に持ったままレストランに行ってしまうこともあります。問題はあるのでしょうか?

問題はないが安全面の配慮からカートに置くことを推奨

 日本のゴルフ場の特徴は、海外のゴルフ場に比べて自走式乗用カートの割合が少なく、電磁誘導式乗用カートの割合が多いことです。

 日本は国土の大半が山間部ですから、ゴルフ場も海外に比べて高低差がある敷地に造成された施設が多数あります。このような施設で自走式乗用カートを導入すると、スピードの出し過ぎによる衝突事故や横転事故が発生する恐れがあります。

 電磁誘導式であれば走行ルートと走行速度をゴルフ場が設定できますから、安全面の配慮から電磁誘導式を選択する施設が増えました。

ポケットやベルトに付けたまま昼食休憩に行ってしまうことも多いカートのリモコン
ポケットやベルトに付けたまま昼食休憩に行ってしまうことも多いカートのリモコン

 ゴルファーは電磁誘導式カートに乗りながら「もうちょっとスピード出してもいいのにね」などといいつつ、特に大きな不満もなくプレーしています。

 さて、電磁誘導式乗用カートはリモコンで遠隔操作できる仕組みになっています。年長者やプレーに慣れている者がリモコンを持ち、4人の状況を見ながらカートを動かしてプレーを進めていきます。

 ハーフターンでクラブハウスに戻ると、「リモコンをお持ちの方はカートに置いていってください」と必ず声をかけるゴルフ場と、何も言われないゴルフ場があります。

 何も言われないとリモコンをカートに置かずに、ベルトにつけたままレストランで食事をしてしまうこともあります。あれは何か問題があるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

「ゴルフ場がハーフターン時に『リモコンをカートに置いていってください』とお願いするのは、大きく分けて2つの理由があります」

「まずは安全面の配慮です。何かのきっかけでリモコンのボタンを押し、乗用カートが動いてしまうことがないように、『リモコンを置いていってください』とお願いします。リモコンの電波は約100メートル届きます。ですからレストランでリモコンのボタンを押したら乗用カートに電波が届く可能性があります」

「ただ、ハーフターンの休憩中、乗用カートは車間が詰まった状態で並んでいます。前のカートとの距離はセンサーで感知しますから、車間が詰まっていれば電波が届いてもカートは動きません。なのでリモコンの誤作動で事故が起きた事例はありません」

「でも、前の組が早めに出発し、車間が詰まっていない状態になった場合、カートが動いてしまう可能性はあります。万が一のことが起こらないための安全対策です」

 確かに、誰がリモコン操作したか分からない状況でカートが勝手に動き出したら怖いです。電磁誘導式乗用カートは前のカートは感知しますが、人には感知しませんから、安全面は最大限配慮したほうがいいでしょう。

カートに置いておけばリモコンの紛失も防げる

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レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC
ポケットやベルトに付けたまま昼食休憩に行ってしまうことも多いカートのリモコン
紛失すると損害を賠償しなくてならない場合もあるカートのリモコン 写真:AC
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