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- ジャケット着用は“昭和の習慣”!? 不要論者が多い今どきゴルファー【1500人アンケート】
「クラブハウスに入るときは、ジャケット着用」というのは、ひと昔前まではごく当たり前のマナーでしたが、最近は、そんなドレスコードが掲げられていても無視するゴルファーが多いようです。ジャケットは必ず着ていく? それとも…。
ジャケット着用はメンバーやクラブに対する礼儀
ゴルフ場の入り口付近に掲げられているドレスコード。もちろん、全コースに掲げられているわけではありませんが、そこにはたいてい、「ジャケットの着用をお願いします」と書かれています。そして、言葉遣いこそ「お願い」になっていますが、「ちゃんと着てくださいね」というゴルフ場の強い意志を感じます。
しかし、クラブハウスを利用している人を見ると、ジャケット着用者はそんなに多くない様子。そこで、e!Golfのサイト内で「ジャケットを着用しているか、していないか」のアンケート調査をしてみました。
有効回答数1572のうち最も多かったのは、「ほとんど着用しない」の616人(39.2%)。続いて、「場合によっては着用する」の513人(32.6%)。「ほぼ必ず着用する」人は、443人(28.2%)と約3割にとどまりました。
とはいえ、「ほぼ必ず着用する」と答えた人の理由は至極まっとうです。「メンバーの方に対する礼儀と思っているので」「ただのスポーツ施設ではなく社交場と考えているので」「気分良く過ごすための最低限の心がけ」など。また、クラブハウスを使う以上、いかなる理由があろうとゴルフ場が決めたルールは守らなければいけないと考えている人が多いほか、「いいサービスを受けるためにはそれなりの身なりが大事」という意見もありました。
そのほか、「ジャケットを着ていくと気合が入る」「身だしなみを整えて自分のスイッチを入れる」など、モチベーションアップに活用している人もいました。
「ゴルフとジャケットの関係が分からない」という人が多数
一方、「場合によっては着用する」という人の中で多かったのが、「名門や格式のあるコースなら着用する」という回答。同様に、「会社のコンペや接待のときは着用する」という人も。よくいえば、TPOに応じてということになるのでしょう。
また、コロナ禍の影響で「ロッカーを使わなくなった」「ロッカーでの滞在時間を減らしたいから」という理由で、着用しなくなった人も多いようです。
さて、約4割を占めた「着用しない」の多くは、「ジャケットなんてちゃんちゃらおかしい」という考えの人がほとんど。「そもそもスポーツをするのに、ジャケットを着ていく意味が分からない」「ゴルフとジャケットの関係が不明」「おじさん臭い」「バカバカしい古臭い習慣」「清潔感ある服装が求められるのは分かるが、それがなぜジャケットに限定されるのか分からない」とバッサリ。
着用する人とそうでない人との意見を見ていると、クラブハウスを“そこに集う人(メンバー)の社交場”と考えているか、“更衣室兼食堂”と考えているかによって大きく異なるような気がします。
昔からのマナーであるというのも分かりますが、「セルフプレーが中心になり、チェックインや支払いも自動で行うのにジャケットは必要か?」という意見もあるように、もはや、「マナーだから」という言葉だけでは片付けられなくなっているのかもしれません。
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