油断していると轢(ひ)かれます! 電磁誘導式カートに追突される事故は意外に多い

ゴルフ場に行くと「電磁誘導式カートは人を関知しないので、走行中は前に入らないようにしてください」と注意を受けることがあります。しかし、プレーを楽しみにしているゴルファーはすぐに忘れてしまうことも……。

ぼんやり歩いているとカートに追突される危険性があり

 日本のゴルフ場は電磁誘導式の乗用カートを導入している施設が多数派です。乗用カートが出始めたころは自走式が多かった印象がありますが、全国のゴルフ場で衝突事故、横転事故、転落事故が多発しました。

 自走式カートをキャディーが運転するのであれば安全性が確保できるのですが、プレーヤーに運転させると危ないということで、電磁誘導式に切り替える施設が相次ぎました。

 電磁誘導式であれば、走行ルートと走行速度をゴルフ場が管理できるので、横転事故や転落事故を防止することができます。

カート用の線が埋め込まれたカート道路。この道さえ注意して渡れば事故は起こらない
カート用の線が埋め込まれたカート道路。この道さえ注意して渡れば事故は起こらない

 ただし、衝突事故に関しては、カート前方に搭載されているセンサーが人には感知しないため、ぼんやりしているとカートに追突されることがあります。

 走行速度がそれほど速くないので大ケガになることはほとんどありませんが、車体が大きいので、たりどころが悪いと治療が必要なケガを負うこともあります。

 電磁誘導式カートではどんな事故が発生しているのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

「電磁誘導式カートの事故は、走行中のカートの前をプレーヤーが歩いていたり、不注意で前に飛び出したりして車体に接触するケースがほとんどです」

「ウチのゴルフ場では過去10年で5件の接触事故がありました。ただし、これはゴルフ場のスタッフが関与しており、事故報告書が残っている件数です。セルフプレーで事故報告がなく、記録に残っていない事故も含めると、発生件数はもっと多いでしょう」

「私も友人とプレーしていたとき、友人が電磁誘導式カートにはね飛ばされたことがありました。私は別の友人とおしゃべりながら歩いていたところ、『ドーン!』という音が聞こえたので慌てて振り向いたところ、友人がカートに追突されて空中に浮いていました」

「幸いにもたいしたケガはなかったのですが、一瞬ヒヤッとしました。本人は痛いし恥ずかしいですから、ゴルフ場には報告しませんでした。全国のゴルフ場でそれと同じことが起きていると思いますよ」

クラブハウス周辺の事故に注意

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フロント部分は開閉可能になっているゴルフカー「APro(アプロ)」
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