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- 大ダフリで友人のドライバーをポッキリ… 借りたクラブで練習する際に気をつけるべきことは?
練習場で初めてボールを打つ人のなかには、クラブを破損させてしまうのではないかと、フルスイングすることをためらう人が一定数います。実際に練習場でクラブを破損させてしまうことはあるのでしょうか?
練習場でクラブを破損する一番の原因は“マン振り”で地面を打つ
ゴルフを気軽に体験できる練習場は、コースのように遠方に赴く必要がなく厳しいドレスコードもないので、必要最低限の道具や服装で気軽に楽しむことができます。
初めて練習場に行くきっかけは、既存ゴルファーや、ゴルフを嗜む両親から誘われるケースが多いようです。ゴルフクラブを持っていなくてもレンタルできる練習場もあるので、運動できる服装さえしていれば、ゴルフを体験することができます。
全くの初心者であっても楽しめるゴルフ練習場ですが、最近始めた20代男性はゴルフクラブを振るのに怖さを覚えたと話します。
「私は野球経験があるので飛距離を出せる自信はありました。そのため、ゴルフクラブでどのくらい飛ばせるのか試してみたかったのですが、ドライバーをフルスイングするのが怖かったです」
「野球のバットのような頑丈さがあるように思えずインパクトの位置も定まらなかったので、変なところを打って折れてしまうのではないかと感じました」
練習場では全員が横並びになって打つため、隣で練習しているゴルファーにすっぽ抜けたクラブが当たってしまったり、ミスショットが飛んでいったりしないか不安に感じる人もいるそうです。
では、実際に練習場でゴルフクラブが折れることはあるのでしょうか。東京都世田谷区の千歳ゴルフセンター代表で全日本ゴルフ練習場連盟会長を務める横山雅也氏は以下のように話します。
「ドライバーを折ってしまう人は結構いますね。基本的には体格が良くて力のある男性が、ドライバーを力いっぱいスイングしてボールではなく地面を打ってしまい、折れたという話はよく聞きます」
「結局、ドライバーを折ってしまうのは野球のバットのように振り回してしまうことが原因です。バットは空中を振りますがドライバーは地面すれすれを振るので、その感覚が養われていない人が振ると地面を強い力で打ってしまいます」
一方で、打席に設置されているボールを配給する機械や、打席を区切るために置かれている木板を打ってクラブを折ってしまう人はほとんどいないそうです。
友人にクラブを借りるならゴルフ保険の内容を確認するのがベター
ドライバーやクラブを破損させない対策については、横山氏は以下のように話します。
「とにかく慣れるまでは、ドライバーでフルスイングを控えるのがいいと思います。アイアンやウェッジを重点的に練習して、問題なく打てるようになってからドライバーで力を入れて振るのがベターです」
「スコアを追求していくうえでは、飛距離よりも真っすぐ打つほうが重要なので、方向性を意識してみるのもオススメです」
コロナ禍以降、複数人で練習場を訪れる人の割合が増加傾向にあり仲間内で「遠くにボールを飛ばそう」と盛り上がりすぎてしまった結果、ゴルフクラブを破損してしまうことも考えられます。
ドライバーは1本5万円を超えるものも珍しくないので、友人から借りて練習する場合はより気をつけるべきです。
仮にゴルフ保険に加入していたとしても、友人にクラブを貸して破損した場合は、補償対象外となるものもあるので、契約内容を確認して貸し借りの判断をしたほうが良さそうです。保険の対象に受託物(友人のクラブやレンタルクラブ)を含めることができる保険商品もあるので、頻繁に使用する機会がある人はつけ加えを検討してみてもよいでしょう。
練習場のレンタルクラブの場合は、一般的に練習場が保険に加入しています。耐用年数もあるので、故意に破損させたわけでなければ基本的に責任は問われないそうです。
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