ルール上限の14本を入れているのは約6割
先日、ラウンド終了後のクラブ確認で、同伴競技者がキャディーさんから「○○さんは12本で間違いないですね」と声を掛けられていたのを耳にしました。
14本入れることが当たり前と思っていた(むしろ入れられるなら15本でも16本でも入れたい……)当方としては、「そんな人もいるんだ」とビックリすると同時に、14本を入れていない人は意外と多いのかどうかということが気になり、さっそく調査開始。「キャディーバッグにクラブを14本入れていますか?」というストレートな質問を、e!Golfのサイト内でぶつけてみました。

有効回答数は4706で、「14本入れている」と答えた人は2849人(60.5%)。「入れていない」と答えた人は1857人(39.5%)。14本派が多数派ではありますが、約4割の人が、13本以下でプレーをしていることが判明しました。
だからどうだというわけではありませんが、14本入れていない人がけっこう多いと思いませんか?
「せっかく14本までOKといわれているのに、なぜフル活用しないのだろう?」という疑問が当然湧いてきます。“13本以下”と答えたゴルファーには「では何本入れているのですか?」「どうして14本入れないのですか?」という質問もしており、回答は次のようなものでした。
「ゴルフがシンプルになってスコアもアップする」
比較的多かったのは、13本派。「特に理由はない」という人もいたのですが、「3Wはうまく打てないので思い切って抜いた」という人や、「アイアンを6番からにして5番を抜いた」など、そもそも14本でプレーをしていて、使わない1本を抜いた人が多いようでした。
次に多かったのが、10~12本。こちらのほうはわりと明確な理由があって、「FWを全部抜いたら12本に。ロングホールで2オン狙いはしないから」「12本で十分距離の打ち分けができる」「扱いにくいクラブはバッグに入れていないから12本」「使用頻度が少ないものを除いていったら10本になった」「今は11本。大叩きをしたときに、半分やけになってミスしかしないクラブを抜いた。その次のラウンドでベストスコアが出た」。なるほどです。
少なくするメリットとして、「クラブ選択で迷わなくなった」「本数が少ないほうが1本あたりの練習量が増えるからいい」「電車でゴルフのときに楽」といったことを挙げた人もいました。
中にはさらに潔い人がいて、7~8本でプレーをするというゴルファーも。「ハーフセットでラウンドしたら面白かったから」「普通にゴルフをやるなら8本で十分。そのほうがゴルフがシンプルになってスコアもアップする」「ドライバー、4W、7W、7I、9I、PW、SW、パターの8本。これ以外のクラブはほとんど使っていなかったから」。
確かに考えてみたら、ラウンドで使わないクラブって多いかも。でも、なければないで「入れておけば良かった」ってことにもなるし。悩みどころですが、「少しスコアが停滞中」という人は、気分転換のために思い切って何本か抜いてみるのもいいかもしれませんね。