ゴルフ好きならちょっとは考える!? 「ゴルフ場で働くこと」のメリットとデメリット | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

ゴルフ好きならちょっとは考える!? 「ゴルフ場で働くこと」のメリットとデメリット

ゴルフ場も他の業種と同様、深刻な高齢化に悩んでいるところが多いそうです。そこで改めて、ゴルフ場で働くことのメリットとデメリットを聞きました。

デメリットは朝早く土日祝日に休みにくいこと

 ゴルフ場関係者から人手不足が深刻だという話を聞く機会が増えました。求人を募集しても若い人がなかなか応募してくれないと言います。その理由をゴルフ場関係者は次のように分析しています。

「ゴルフ場は朝早くから営業しますが、今の若い人たちは出勤時間が早いのを嫌がります。また、ゴルフ場のかき入れ時は土日祝日なので、土日祝日は基本的に休めません。平日にローテーションで休む勤務シフトになりますが、友人と休みが合わないということで敬遠されます」

「以前であればゴルフ場で働いてくれていた地元の若い人たちが、今はアウトレットモールで働いています。アウトレットモールはそんなに朝早くから営業しませんし、営業終了時間も決まっています。土日祝日に休みづらいのはゴルフ場と一緒ですが、時間が規則的なので好まれています」

求人を出してもアウトレットモールなどに若者が流れてしまっているという 写真:AC
求人を出してもアウトレットモールなどに若者が流れてしまっているという 写真:AC

「若い人たちが求人に応募してくれないので、ゴルフ場はシニア人材を採用しています。クラブハウス前のポーター業務(キャディーバッグの積み下ろし)やマスター室前の補助業務(カートへの積み込み・積み下ろし)で、シニア人材を活用している施設が増えています」

「ただ、シニア人材が働いてくれるのはありがたいですが、そんなに長く働き続けることはできません。若い人たちが入ってきてくれないので従業員の高齢化が進んでいます」

 人手不足はゴルフ場に限った問題ではなく、人口減少社会に突入している日本全体が直面している問題です。政府は異次元の少子化対策に挑戦することを表明していますが、仮に少子化対策が成功しても、その子たちが働けるようになるのは20年後です。

 直近5~10年の人手不足を解消するには外国人労働者を積極的に受け入れるしかありませんが、ゴルフ場には外国人労働者を雇用するほどの体力もありません。

 ひと昔前はキャディーが全員、外国人労働者というゴルフ場もありましたが、今は多くのゴルフ場でセルフ化が進んでいます。キャディー以外の業務をお願いしたいのですが、住み込みで働くための施設を保有しているゴルフ場はほとんどありません。

ゴルフ場で働くメリットはゴルフが安くプレーできること

 ただ、この2~3年で若者たちの間にゴルフブームが起こり、ゴルフ場のプレー料金がどんどん値上がりしている状況を考えると、若者を雇用するなら今がチャンスという気がします。ゴルフ場で働くメリットは何かあるのでしょうか。

「そういわれるとゴルフは安くプレーできますね。ウチのゴルフ場は休みの日に500円でプレーできます」

「休みの日以外にもタダでラウンドする機会はけっこうあります。取引業者のみなさまをお招きして春と秋にコンペを開催しますが、お客様をエスコートして一緒に回ります」

ゴルフ場で働く最大のメリットはなんといっても「安くプレーすることができる」こと 写真:AC
ゴルフ場で働く最大のメリットはなんといっても「安くプレーすることができる」こと 写真:AC

「他県のゴルフ場へ視察プレーに行くときも、同業者ということで、特別料金で回らせてもらえることが多いです。視察プレーが自分のコースの改善に役立つのであれば、プレー料金を経費として認めてもらえることもあります」

「一般的なアマチュアゴルファーの方と比べると、年間ラウンド数に占めるプレー料金の支払いはかなり少なく済んでいるかもしれません」

 ゴルフ場関係者と長年つき合ってきて感じるのは、ゴルフ場のプレー料金というのはそれほど綿密に計算されているわけではなく、割とアバウトな設定になっていることです。

 1カ月ごとの売上目標はありますが、それさえ達成できていれば、空き時間に従業員同士がプレーしたり、誰かにプレー枠を安く提供したりすることは自由にできます。

 BS日テレの人気番組「ゴルフサバイバル」に出場している女子プロゴルファーの候補生たちも、練習環境を求めてゴルフ場で働く選手が増えています。

 別にプロを目指すわけではなくても、ゴルフがもっとうまくなりたい、ゴルフを安くプレーしたいという動機で、ゴルフ場で働くのはアリのような気がします。

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