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- 「ジャケットを用意するのは面倒くさい…」 ゴルフウエアだけでクラブハウスに行くのはマナー違反?
「ロッカールームでいちいちゴルフウエアに着替えるのは面倒くさい……」と感じている人は多いかもしれません。ゴルフウエアを着た状態でゴルフ場に向かうのはマナー違反になるのでしょうか。
名門コースでは必ずジャケットを着用する
ゴルフ場には、スタートの1時間前に到着しておくことがマナーとされているので、時間に余裕を持って自宅を出る必要があります。
ゴルフ場に到着したあとは、フロントで受付を済ませロッカールームでゴルフウエアに着替えるのが一般的でしたが、最近ではウエアを着用した状態で来場するスタイルが主流になりつつあります。
しかし名門コースに行く際は、「ワイシャツにジャケットを羽織って着てね」と同伴者から伝えられることもありますが、ロッカールームでゴルフウエアに着替えるべきなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングをおこなう飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「名門コースの規定しているドレスコードによって異なると思いますが、ロッカールームでゴルフウエアに着替えるほうが無難です」
「名門コースのなかにも、ゴルフウエアのうえからジャケットを羽織っていけば問題ないところもありますが、初めて行くゴルフ場であれば、念のためワイシャツもしくはポロシャツのうえからジャケットを羽織って来場すれば安心です」
ほかにも名門コースのなかには、「派手な赤色のパンツは禁止」など独自のドレスコードを設けているところもあるので、事前にウェブサイトなどで確認しましょう。
一方、パブリックコースでは、ゴルフウエアを着て来場しても問題ないケースが多いと飯島氏は話します。
「こちらもゴルフ場が規定しているドレスコードによって判断されるのが一般的ですが、多くの人がゴルフウエアのうえからジャケットを羽織って来場しているのが実情です。ゴルフ場に到着してから着替える手間が省けますし、ジャケットさえあればドレスコード的にも、マナー違反とは言いきれません」
「コロナ禍では、むしろゴルフ場側が『ゴルフウエアを着た状態で来場してください』と啓蒙している期間がありました。ロッカールームを複数の人が利用して、密になってしまうことを防ぐための対策です。そのような背景からも、ゴルフウエアを着て来場することにあまり違和感がなくなっている気がします」
コロナ禍では、浴室の利用を禁止しているゴルフ場もあったため、ゴルフウエアで来場して、そのまま帰宅することもあったそうです。
夏の期間はジャケットの着用を免除しているゴルフ場がほとんど
また飯島氏は、6~9月の気温が高くなる時期は、ジャケットの着用も免除されるのでゴルフウエアで来場する人が増えると話します。
「ほとんどのゴルフ場は、夏場はジャケットの着用を免除しているので、ゴルフウエアっぽい服装で来場する人が多くなります」
「結局、ゴルフ場側が一番嫌う服装は、Tシャツ・短パン・カーゴパンツ・ジーンズなどの作業着です。紳士淑女のスポーツであるゴルフ場にふさわしくない服装でなければ、咎めることはほとんどないでしょう」
最近では、社会の変化とともにリーズナブルで動きやすいジャケットも増えてきているので、ゴルフウエアのうえから羽織っても違和感のないものをひとつ持っておくと良さそうです。
今年も気温の高い暑い夏が予想されるので、ゴルフ場ごとのドレスコードに合わせて、ジャケットを小脇に抱えて来場するなど、臨機応変に対応するのが良いでしょう。
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