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- 正しい対処で大崩れは防げる! 悪天候ゴルフで知っておきたいスコアメイク術
風の強い日は、ボールコントロールが定まらない人は多いかもしれません。しかし対策を知っていれば、ある程度スコアをまとめることは可能です。
風が強い日はインパクトを強くしすぎない
梅雨の季節は天候が崩れやすいので、雨や強風のなかゴルフをプレーする機会が多くなります。なるべく「快晴無風」の日にプレーしたいものですが、あるがままを受け入れて自然と対峙しながらプレーするのもゴルフの醍醐味です。
ショットに影響を与える風は大きく分けて「アゲインスト」、「フォロー」、「横風」の3種類です。アゲインストは向かい風で、飛距離が出づらくスピン量の多いボールだと大きな影響を受けます。フォローは追い風で、普段よりもボールが風に乗って飛距離が出やすくなるのでメリットがあります。
アマチュアが的確に風を読み切ることは困難かもしれませんが、大まかな対処法を知っているか、否かではスコアに大きな差が出ます。レッスンプロの山本昌夫氏は、風が強い日の対策について以下のように話します。
「まずアゲインストや横風の場合は、普段より1番手大きいクラブをいつもより指2~3本ぶんほど短く持ち素振りをするような感覚で振ると、スピン量が少なく風の影響を受けづらいショットを打つことができます」
「シチュエーションにもよりますが、『ゴロを打つ』イメージで振るのがオススメです。すくい打ちのゴロではなくダウンブローで振ることでゴロでも、それなりに距離が出ます」
「多くのアマチュアは、『風に負けないような強い打球を打とう!』と考えて力を入れてしまいがちですが、インパクトを強くするとスピン量が多くなるので風の影響を受けやすくなります」
フォローの場合は、普段より番手を下げていつも通りショットをすれば問題ないそうです。しかし強い打ち上げのホールでは、フォローでも番手を上げるケースがあるので、打ち上げか打ち下ろしなのかも風の向きや強さ同様に考慮する必要があります。
また打ち下ろしのホールは、落下地点がショット地点よりも低くなるためボールの滞空時間が長くなり風の影響を受ける時間も長くなるのでより風が与える影響は大きくなります。
枯れた芝や落ち葉を拾って上空に投げて確認する
では風の向きや強さはどのように把握するのが良いのでしょうか。山本氏は以下のように話します。
「たとえばプロの場合は、葉っぱの揺れ方を見て風の向きや強さを判断しています。特にティーイングエリアは全体を見渡せるので、風を把握しやすいです」
「経験を重ねる『このぐらいの揺れ方だとこのぐらいボールに影響が出る』と分かってきます。また枯れた芝や落ち葉を拾って上空に投げて確認するアマチュアもいます」
河川敷コースは、フラットで木や障害物が少ないことから風を正確に読むのが難しいです。チャールズ・マクドナルドの名言には、「風はゴルフの最大の財産だ。風がいろいろ変化することによってひとつのホールがいくつものホールとなるからだ」とあります。
同じコースであっても、快晴無風の日、大雨の日、風の強い日では攻め方が変わってくるのでその日の環境によってコースの難易度は様変わりします。雨や風が強い日のゴルフは、天候に恵まれず運が悪い……と思ってしまいがちですが、自然を受け入れることでゴルフの面白さがさらに見つかるかもしれません。
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