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- 金メダリストでも「163!」 初ラウンドのスコアはいくつだったら合格点といえるの?
コロナ禍でゴルフを趣味として始めた人は多いと思いますが、初ラウンドのスコアはいくつであれば褒められるのでしょうか。
初ラウンドが144以下だと褒められる!?
プロゴルファーの有村智恵のインスタグラムに、元スピードスケート選手の高木菜那さんの初ラウンドに同伴競技したエピソードが投稿されました。
高木さんのスコアカードの写真もアップされていました。気になるスコアはアウト81、イン82のトータル163でした。数回のインドアレッスンを経て、自主練習で手にマメができるくらい打ち込んだそうです。
アスリートとしては満足のいくスコアではなかったかもしれませんが、カップインまでしっかり数えたのでしょうから(グリーン上は1グリップOKだったかもしれませんが)、初ラウンドとしてはまずまずではないでしょうか。
初ラウンドのスコアは正直なところ、あまりアテになりません。空振りをノーカウントにしたり、バンカーから2回打って出なかったら外から打てる特別ルールが適用されていたりするからです。
高木さんのようにしっかりと数えた場合、パー72のゴルフ場であれば初ラウンドのスコアが144以下だと褒められます。144という数字は72の2倍です。つまり、パー3を6打、パー4を8打、パー5を10打でホールアウトすると144になります。それよりもいいスコアで回ることができれば合格点という評価になります。
今までに100人以上のアマチュアを取材してきましたが、初ラウンドのスコアが144以下だった人と、144以上だった人は、ちょうど半々といったところです。
そもそも初ラウンドのスコアは覚えていないという人のほうが多数派です。昔は仕事の付き合いでゴルフを始めた人が多かったので、自分のスコアよりも同伴競技者に迷惑をかけないように走り回っていた記憶しかないそうです。
初ラウンドのスコアを覚えている人は初めてがコンペで、スコアカードを提出する必要があったため、ちゃんと数えたというパターンです。
しかし、グリーン上でOKを出してもらったときに1打加算することを知らなかったので、実際のスコアよりも18打少なく申告してしまったというエピソードを持っている人もいます。
プロ野球選手もオフシーズンの球団コンペが初ラウンドという人が多いです。かつてはそのスコアがスポーツ新聞に掲載されたりしていました。
昨オフもセ・リーグで三冠王を獲得した東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が優勝旅行で球団主催のゴルフ懇親会に参加し、アウト80、イン77のトータル157で参加者60人中60位の最下位だったことが話題になりました。
村上選手はこれが初ラウンドというわけではありませんが、トップアスリートであってもゴルフの練習をまったくしていないと、いいスコアで回るのは難しいです。
初ラウンドのスコアよりもどこまで縮められるかが大事
一方で、プロスポーツ選手が現役を引退してゴルフの練習をするようになると、あっと言う間にうまくなります。
元バレーボール日本代表の狩野舞子さんはゴルフを始めてドハマリし、最初の1年間で120ラウンドしてハーフ39、レディースティ82、レギュラーティー89のベストスコアを出しています。
要するに初ラウンドのスコアがよかったかどうかは大した問題ではなく、そこからどれだけ縮められるかのほうが大事です。
練習やラウンドの頻度は個人差がありますから、誰もがすぐにいいスコアで回れるようになるわけではありません。
また、いいスコアが一度や二度出たからといって、ずっと回り続けることができるわけでもありません。
ゴルフのスコアはゴルフ場の難易度や、その日のコンディションによっても変わります。ただ、いいスコアで回れるとうれしい気持ちになりますから、レッスンや練習で腕を磨き、試行錯誤することがゴルフを楽しむコツになります。
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