雨の中で好スコアを出すには? 人気ゴルフショップの指名No.1店員が教える“梅雨対策”

梅雨の時季などに雨の中でゴルフをすると、グリップやグローブが滑りやすくなり、集中力が切れてしまいやすくなるものです。今回は、そんな雨の日でもスコアをまとめるための「梅雨対策グッズ」を人気ショップのスタッフに聞いてみました。

梅雨の時季にオススメの「グリップ」とは

 梅雨の時季、雨天時にラウンドを回る人もいると思いますが、雨の中でゴルフをすると、グリップやグローブが滑りやすくなり、集中力が切れてしまいやすくなるものです。今回は、そんな雨の日でもスコアをまとめるための「梅雨対策グッズ」を、都内の人気ショップのスタッフに聞いてみました。

「ゴルフエフォート白金台店」副店長の新美亮さん
「ゴルフエフォート白金台店」副店長の新美亮さん

 有名人やプロゴルファーも訪れるゴルフエフォート白金台店(東京都港区)で、お客さんからの指名No.1という副店長、新美亮(にいみ・りょう)さん。ギアに関する知識も豊富な新美さんは大学ゴルフ部出身であり、ゴルファー目線で相談に乗ってくれます。早速、梅雨の時期にオススメのグリップから聞いてみました。

「まず雨に強いのはコード(糸)入りのグリップです。コードが入っていると、純粋なラバーグリップよりも雨が降ったときに滑りにくいです。商品名で言えば、ゴルフプライドの『ツアーベルベットコード』がオススメです。ただ、コード入りは少しフィーリングが硬くなるので苦手という人もいます。そんな人は同じゴルフプライドの『MCC』を試してほしいです。『MCC』はグローブをしている左手部分(上側)だけがコード入りで、右手部分はラバー素材になっているため、滑りにくさと柔らかいフィーリングが融合したグリップになっています」

 グリップは定期的に交換するものですが、アマチュアゴルファーの中には、交換をサボりがちな人もいるようです。そんな場合、どんな影響があるのでしょうか。

「グリップ交換をしていない影響は、雨が降ったときに最も出てしまいます。摩耗して表面がツルツルになっていたり、テカっていたりするグリップを雨の中で使用すると、雨でぬれてグリップ力がほとんどなくなってしまいます。そのようなグリップで雨の日に良いスコアを出すのは、ほぼ不可能です。グリップ交換は1年に1回が目安で、最低でも2年に1回は交換すべきです」

「グローブ」と「帽子」

 次に、梅雨の時季に使いやすいゴルフグローブや帽子について、教えてもらいました。

「ゴルフグローブには天然皮革と合成皮革 の2種類があります。天然皮革の方が薄手で肌触りが良いのですが、雨天時には不向きです。撥水(はっすい)性、防水性で劣るため、長時間にわたって雨にぬれると、素手以上に滑りやすくなってしまいます。また、天然皮革は水洗いできないのも難点です。

 一方、合成皮革は、ナノ素材などの最先端のテクノロジーを利用しているので、雨や汗に強いです。定番は、フットジョイの『ナノロックネオ』です。『ナノロックネオ』は超ロングセラーの人気グローブで、雨や汗に強く耐久性にも優れているので、練習用にも最適です。しかし、合成皮革は天然皮革に比べると厚手になっており、それが気になる人もいます。そんな人には薄手でフィーリングにこだわっているイオンスポーツの『インスパイラルグローブ』を試してほしいです。このグローブは乾いた状態よりも雨にぬれた状態の方がグリップ力が上がるので、梅雨の季節にぴったりです。また、フォーサリンクの『SYNTHETICグローブ Circle-E』も雨や汗にぬれた方がグリップ力が上がる新素材を使っていますし、裁断部分にもこだわっているのでフィット感がすごく良いです」

雨や汗に強い合成皮革のゴルフグローブ
雨や汗に強い合成皮革のゴルフグローブ

 また、雨の日は帽子の選び方も重要になります。

「雨が降り続いているときに傘を差したりレインウエアを着ていたりしても多少はぬれてしまうものですが、雨が顔や首元に当たるとどんどんテンションが下がってしまいますよね。その対策として、帽子はキャップ型よりハット型をかぶった方がいいです。キャップ型は前側にしかツバがありませんが、ハット型は360度の方向にツバがあるので顔や首元がぬれにくいです。当店だとタイトリストやブリーフィングのハットキャップが人気です。

 加えて、ゴルフグッズに防水加工を施すのもおすすめで、M.モゥブレィの防水スプレー『プロテクターアルファ』などがよいと思います。これは革製品だけでなく布地にも使えるので、ウエア、キャディーバッグ、シューズ、キャップに吹き付けるだけで防水効果が高くなります」

アフターケアもしっかりと

 最後に、新美さんは雨の日のアフターケアも大切だと教えてくれました。

「雨の日にラウンドした後は、シャフトとグリップに付いた水分をしっかりタオルで拭き取ってください。特にスチールシャフトの場合は、雨にぬれたままにしておくとすぐにさびが浮いてきてしまいます。グリップも抜き取るだけでなく、中性洗剤で洗った方がよいです。そして、洗ったり拭いたりした後は、室内に並べて乾燥させることが大切です。これらのケアをするだけで、クラブやグリップの寿命は全然違ってきます。くれぐれも、ぬれたまま車のトランクに置いておくことは避けてください」

 せっかくのゴルフ予定日が雨の予報だとガッカリしてしまいそうですが、対策を万全にして好スコアを出すことができれば、梅雨の時季でも楽しいゴルフができるでしょう。

取材協力
ゴルフエフォート白金台店
東京都港区白金台4丁目19-21 IGAXビル

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雨天時はハットタイプの帽子で顔や首元がぬれるのを防いで快適に
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雨に強いコード(糸)入りのグリップを選ぶと滑りにくい
防水スプレーでキャップやシューズなどに防水加工をするのもおすすめ
ゴルフエフォート白金台
「ゴルフエフォート白金台店」副店長の新美亮さん
雨や汗に強い合成皮革のゴルフグローブ

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