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- 仕事優先でゴルフをドタキャンする人は出世しない!? 有能な人の「ゴルフとの向き合い方」とは?
「仕事とゴルフ、どちらを優先するか?」は多くの人にとって悩ましい問題。しかし、仕事ができる人ほどゴルフを優先する傾向があるといいます。
仕事でゴルフをキャンセルするのは当たり前ではない
6月に入ってから同伴者が仕事を休めなくなったという理由でラウンドがキャンセルになったり、4人でラウンドする予定が3人になったりしたことがありました。
仕事が忙しいのは決して悪いことではありません。今の日本は労働人口が不足していますから、働ける人はたくさん働くのが世のため人のためになります。
ただ、ゴルフと仕事を天秤にかけたとき、「仕事のほうが大事だから、先に約束したゴルフの予定をキャンセルしてでも仕事を優先すべき」と考えている人がいるとしたら、考え方をあらためたほうがいいかもしれません。

格式高い名門ゴルフ場では、「仕事でゴルフをキャンセルする場合、当日の朝、ゴルフ場に行って同伴者に詫びてから仕事に向かう」のが不文律になっていることがあります。
「なんでゴルフをキャンセルしなければならないほど大事な仕事が入ったのに、わざわざゴルフ場まで行かなければならないのか」と思うかもしれませんが、先に約束したゴルフをキャンセルして仕事に行くのはゴルファーの間では極めて非常識な振る舞いです。
「ゴルフの約束を破って仕事に行くようなヤツとはもう二度とラウンドしない」といわれても仕方がありません。その非礼を詫びるために直接謝りに行くのです。
そもそも何のためにゴルフをするのか自問自答したとき、「楽しいから」、「息抜きになるから」といった理由を思い浮かべる人が多いでしょう。ゴルフは仕事を忘れてリフレッシュするためのアクティビティーです。そこに仕事の話を持ち込むのは野暮な振る舞いです。
かつては接待ゴルフという言葉があり、今でも仕事の取引先とゴルフに行く人は多いかもしれませんが、仕事とゴルフは基本的に切り離して考えるのが今の時代には適しています。
ですからラウンド中に仕事の電話をかけたり受けたりするのもマナー違反です。どうしても仕事のことで電話をかけなければならないときは、昼食を早めに済ませてから「ちょっと野暮用でお先に失礼します。ティーイングエリアでお待ちしております」と席を立って電話をかけに行くのが好ましいです。
有能な経営者はゴルフを優先し、有能な労働者は仕事を優先する
筆者も20代のころは、「仕事とゴルフどっちが大事?」と問われたら、「当然、仕事でしょ」と答えていました。ゴルフはどう考えても遊びですし、遊びと仕事のどちらを優先するかといったら仕事だろうと思っていました。
ところが周囲の大人を見渡すと、ゴルフよりも仕事を優先する人間と、仕事よりもゴルフを優先する人間を見比べたとき、後者のほうが圧倒的に仕事のできる人が多かったのです。
それはなぜかと考えたところ、オンとオフの切り替えが上手な人のほうが仕事をしているときの熱量が高いことに気づきました。

ゴルフよりも仕事を優先する人間というのは、たとえるなら食事を抜いたり睡眠時間を削ったりして仕事をする人間です。それで仕事の質が高まるならいいのでしょうが、そのような仕事の仕方では質を高めるのではなく量を増やすことにしかつながりません。
一方で、仕事よりもゴルフを優先する人間は、仕事を忘れてゴルフに没頭することで、仕事に対する意欲が高まります。ロサンゼルスエンゼルスで活躍する大谷翔平選手が、試合でのパフォーマンスを高めるために食事と睡眠を重視しているのと同じです。
このことを突き詰めて考えると、経営者層が仕事よりもゴルフを優先し、労働者層がゴルフよりも仕事を優先する傾向が強いともいえます。
経営者層は自分でビジネスを組み立てていますから、基本的に24時間365日ビジネスのことを考え続けています。それだと脳みそがパンクしてしまうので、仕事を忘れてリフレッシュできるゴルフのスケジュールを定期的に組み込みます。
労働者層は与えられた仕事をこなさなければなりませんから、タイムマネジメントの自由がありません。ですから仕事量が増えたときにゴルフをキャンセルしなければならなくなります。
もしかしたらゴルフに対する意識を変えることで、仕事に対する取り組み方も変えることができるのかもしれません。
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