「急なのにありがとう」 松山英樹が伝えた“代役キャディー”へのメッセージに涙腺崩壊のファンも 「最高のサポートだったよ!!」

　男子プロゴルファーの松山英樹が自身のインスタグラムを更新し、戦い終えた現在の心境を明かしました。

　現地時間18日に最終日を迎えた、米ツアーの全3戦で行われるプレーオフシリーズ初戦「フェデックス・セントジュード選手権」。

　2位と5打差の単独首位で出た松山は、後半で2つのボギーとダブルボギーを叩くなどして一時は逆転を許すも、17番で会心のバーディーを奪って再び首位に浮上。最終18番もバーディーで締め、通算17アンダーで2月の「ジェネシス招待」に続く今季2勝目と、自身が持つアジア勢単独最多記録を更新する米ツアー10勝目を手にしました。

　激戦から一夜明け、松山はインスタグラムにアップした最新の投稿で「節目の10勝目挙げることができました！」と報告。

　今大会はアメリカへ移動する際の経由地・ロンドンで自身の財布やエースキャディー・早藤将太のパスポートが盗難されるなど、悲運なトラブルに見舞われた中で挑むこととなったものの、「ハプニングもありましたがいろいろな人のサポートのお陰です」と振り返り、「ありがとうございました」と感謝の思いを記しました。

　さらに「また来週以降も頑張ります!!」と次戦に向けた意気込みをつづったうえで、「そして最後にたいが。急なのにありがとう！」と今大会で“急造タッグ”を組んだ田淵大賀キャディーへメッセージを送った松山。

　盗難被害による手続きのため日本への帰国を余儀なくされた早藤の代役を務め、今季は久常涼のバッグを担いできた田淵キャディーの尽力に「最高のサポートだったよ!!」と最大限の賛辞を送って投稿を締めくくりました。

　この投稿には渋野日向子、吉田優利、小平智、宮里優作ら男女のトッププロから「いいね！」が届いたほか、「ハラハラドキドキの4日間でした」「心の強さに感動」「涙が止まりません」「日本の誇りです！」「田淵キャディーもよく支えてくださり良かったですね」など日本中のファンからねぎらいと祝福のコメントが寄せられています。

1992年2月25日生まれ、愛媛県出身。2013年にプロ転向し、同年は4勝を挙げてツアー初のルーキー賞金王に。14年から米ツアーを主戦場に戦い、21年の「マスターズ」で日本人男子初の4大メジャー制覇を達成。同年は日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」を制した。24年「パリ五輪」では日本男子ゴルフ初となる銅メダルを獲得。同年8月の「フェデックス・セントジュード選手権」を制し、自身が持つアジア勢単独最多記録を更新するPGAツアー10勝目を挙げた。日本ツアー8勝。レクサス所属。