タイガー・ウッズの“粋な実話”か“フェイクニュース”か？ Uberドライバーとの心温まるエピソードがSNSで拡散

　タイガー・ウッズに関しては、自身がホスト役を務める「ジェネシス招待」（2月16～19日、カリフォルニア州・リビエラCC）に出場を表明した話題で世界中がバズっていますが、その裏でちょっとハートウォーミングなエピソードがSNSにシェアされていました。

　ゴルフをテーマにしたポッドキャストの配信も行っているインスタグラムのアカウント「thepartrain」が先月披露したエピソードです。

　タイガーが居を構えるフロリダ州のオーランドで、Uber（配車サービスアプリ）のドライバーが明かしてくれた話として紹介されています。数週間前、彼はタイガーを乗せたと言います。以下はそのやり取り。

〈「タイガーはUberを利用するんだ」と私。

「うん。Uberアプリのアカウントはタイガーではなく、一文字“T”だけどね」とドライバー。

　タイガーは配車の手配にあれこれ悩むが嫌なので、Uberが気に入っているようです。

「タイガーと話をしたの？」

「うん、したよ」とドライバー。

　タイガーは車に乗ったとき電話の最中でした。でも、電話が終わるとドライバーのほうを見て、
「OK、僕に聞きたいことが山ほどあるんだろ。さあ、どうぞ」。

　車に乗っている間、彼らはずっと会話を交わすことになりました。

「タイガー・ウッズでいるって、どういうことですか？」とドライバーは尋ねました。

　それに対してタイガーは、プレッシャーのこと、若い頃の自分に負けないよう生き続けていることを明かしました。でも、最も口にしたのは、息子チャーリーのこと、そしてゴルフに対する愛情は依然強いままであることでした。

　そして、タイガーは「チップの払いが悪い」という自分に関する噂を冗談交じりに語ったあと、ドライバーの肩に100ドル札のチップを置いてこう言ったのです。

「あの噂が消えないよう、これはここだけの話ね」とニッコリ。〉

　thepartrainはエピソードをこう結んでいます。

〈タイガー・ウッズ。チップをはずむ男で、ゴルフを強く愛し続ける一人の誇らしい父親で、Uberの利用者。そして、われわれの仲間です。〉

　スーパースターであるタイガーと一般人の心温まる交流、彼のいたずらっぽいスマイルが目に浮かぶ粋なエピソードに、日本時間11日の時点でこの投稿には約4.6万の「いいね」、約340件のコメントが寄せられています。

　しかし、コメントの内容を見ていくと、この投稿がバズることを狙ったフェイクニュースであることを疑うものが少なくありません。確かにタイガーほどのセレブリティーが自らアプリで呼んだUberを頻繁に利用している様子は、あまり想像がつきません。

　果たして、久しぶりにタイガーが公の場に姿を現すジェネシス招待では、このエピソードの真偽が明らかになるのでしょうか。