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- 「記録塗り替えていいよ」とキンクミも了承済み 藤本麻子が“史上最長”ブランクVへ「遠慮なくいきたい」
国内女子ツアー「資生堂レディス」3日目、藤本麻子(ふじもと・あさこ)が6バーディー、4ボギーの70で回り、通算7アンダーで首位タイに浮上。ツアー2勝目を飾れば史上最長ブランクVとなる。
またもやハウスキャディーの言葉に助けられ
◆国内女子プロゴルフ<資生堂レディスオープン 6月29日~7月2日 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県) 6605ヤード・パー72>
「マジで帰りたかった」
開口一番、大会3日目の前半をそう振り返った藤本麻子。前半2番でボギーの後、5番から3連続ボギー。強い雨も精神的にこたえた。「雨がすごくてグリーンが重たそうだなと思ったら3パットが2回。とにかく前半はバタバタでした」。

しかし、8番パー3で7メートルのバーディーパットを決めて立ち直った。
「雨がやんでくれて、バーディーパットが決まってからホッとしました。キャディーさんの読み通りのところに打てて、キャディーさんも『ここからここから!』と励ましてくれました」
後半は怒涛のバーディーラッシュ。12番パー4でバーディーの後、14番から3連続、最終18番もバーディーで締めた。
昨日のラウンド同様、女性ハウスキャディーのアドバイスと会話に助けられた。「麻子ちゃんは強そうに見えてビビりだからって(笑)。1週間もたっていないのにもうバレちゃった」と仲むつまじいエピソードからもうまく切り替えられた様子がうかがえた。
終わってみれば首位タイ。最終日最終組からツアー2勝目を狙える位置にいるが、なかなか訪れないビッグチャンスに欲が出てくるもの。
藤本が初優勝したのは2011年の「伊藤園レディス」で、それから2勝目ができずにいる。
仮に優勝すれば11年231日ぶり。これは昨年10月、金田久美子が記録した11年189日ぶりの優勝記録を更新することになる。つまり史上最長ブランクVだ。
もちろんその事実を藤本も知っていて、最後にこう言うのだった。
「クミちゃん(金田久美子)に了承を得ています。麻子なら塗り替えていいよって(笑)。そこはもう遠慮なくいきたいと思います」。
ベテランの経験と底力を見せるときがきた。
藤本 麻子(ふじもと・あさこ)
1990年5月28日生まれ、岡山県出身。10歳からゴルフを始め、09年のプロテストに合格。11年の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝を成し遂げた。所属はフリー。
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