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古江彩佳は安定のトップ10フィニッシュ! 西郷真央も復調気配の33位タイで全米女子OPを終える
名門・ペブルビーチゴルフリンクスで開催された「全米女子オープン」。コースの難しさに加え、海からの強風が多くの選手を苦しめました。そんな中、史上最多22人が出場した日本選手は半分の11人が予選通過を果たしました。
33位タイフィニッシュの西郷真央に復調の兆し
◆米国女子プロゴルフ<全米女子オープン 7月6~9日 ペブルビーチGL(カリフォルニア州) 6546ヤード・パー72>
古江彩佳が、持ち前の粘り強さでトップ10入りを果たし、西郷真央は復調への気配を感じさせるメジャーを終えた。
日に日にタフなコンディションになるペブルビーチGL(カリフォルニア州)が舞台の第78回全米女子オープン。史上最多の22人が出場した日本勢のうち11人が予選を突破し、現地時間9日の最終ラウンドに臨んだ。
首位に8打差の通算1オーバー9位タイでこの日に臨んだ古江は、2番パー5でバーディーが先行。いつもと変わらない落ち着いたプレーぶりと、好調なパットで5バーディー、2ボギーと3つスコアを伸ばした。通算2アンダー6位タイという結果に、いつも以上の笑顔がこぼれる。
「今日は、ホントにショットが安定してて、寄ったらパットで決めれてよかったです」と、さらに目を細める。
全米女子オープンは3度目の出場となるが、過去2回はいずれも予選落ちしている。それだけに「4日間、ホントに難しいコースで風のある中、トップ10で終われたことに自信を持ちたいと思います」と胸を張った。
西郷は、通算7オーバー45位タイでスタートすると、1イーグル、2バーディー、5ボギー。1つスコアを落としたが、通算8オーバー33位で大会を終えた。
2022年前半、日本ツアーで5勝と怒涛の強さを見せたが、後半に失速。シーズン終盤は、ティーショットの安定度を書き、自信を喪失しかけて苦しんだ。
それでも今季は海外のトーナメントにも積極的に出場。コツコツと積み上げた経験が、確実に力になっている。今季メジャー3戦目となる今大会でも、4日間、粘り強く戦った。
特に、苦しんでいたティーショットの精度がよくなったのは大きい。最終日のフェアウェーキープ率は100%。4日間通しても77%。荒れていたティーショットの精度が戻りつつあることを数字が示している。
「悔しい思いもたくさんしましたけど、4日間戦うことができてよかった」と、自信に満ちた笑みを見せた。
対照的に、悔しさを隠しきれなかったのが岩井千怜だ。双子の姉、明愛とそろっての大会出場だったが、決勝ラウンドに残ったのは一人だけ。1イーグル、4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい最終日で、通算10オーバー48位タイ。
難易度が高いバックナインで苦しみ「気持ちは最後まで『アンダーパーで回るぞ』とか『そこで一打でも少なく』と思っていたんですけど、途中からうまくいかなくなって……。もう少し冷静になれれば、と思いました」と天を仰いだ。
それでも、メジャー初出場がもたらしたのは「もっと(こういうところで)戦いたい」という思い。世界に羽ばたくための大きな一歩を踏み出した。
他の日本勢は、大健闘の木下彩が通算4オーバー13位タイ、2021年大会優勝の笹生優花が通算5オーバー20位タイ。佐藤心結が通算11オーバー53位タイ、野村敏京と川崎春花が13オーバー64位タイ。三ヶ島かなが通算14オーバー68位タイ、勝みなみが通算16オーバー71位タイだった。
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