- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 4打差に20人の大混戦! 西郷真央と蛭田みな美が首位並走で1打差に櫻井心那、2打差で5人が追走
4打差に20人の大混戦! 西郷真央と蛭田みな美が首位並走で1打差に櫻井心那、2打差で5人が追走
「CAT Ladies」2日目は首位から4打以内に20人がひしめく大混戦となった。
自分のペースを守った西郷が首位キープ
◆国内女子プロゴルフ<CAT Ladies 8月18~20日 大箱根カントリークラブ(神奈川県) 6638ヤード・パー72>
首位から4打差以内に20人がひしめく大混戦となった「CAT Ladies」2日目は、雷雲接近による45分の中断をはさみつつ全員が無事プレーを終えた。
通算10アンダーの首位には西郷真央と蛭田みな美。1打差で櫻井心那が追走し、さらに1打遅れて勝みなみ、山下美夢有、川岸史果、竹田麗央、仲宗根澄香の5人。
コンディションとピン位置によってはビッグスコアが出るコースだけに、最終日も激戦が予想される。

そんな中でも、自分のペースをしっかりと貫いたのが西郷だ。ボギーフリーの9アンダーを叩き出した前日から一転。2バーディー、1ボギーと1つスコアを伸ばしただけだったが「内容的には昨日と変わらないです」と、ショットの安定度に自信を深めている。
この日、スコアが伸びなかったのはパットが入らなかったから。それでも「海外ではあまりない傾斜に(カップが)切られていることが多くて、なかなか入りませんでした。『なかなかすごいところに切ってあるなぁ』と、それも楽しんでました」と涼しい顔。
海外メジャー出場が続き、日本の試合には2カ月以上出ていなかったからこその言葉が飛び出した。
オフシーズンには米ツアーQTに挑み、海外進出を心に誓っている。すでに海外を主戦場にしているかのような言葉と、目先の結果に振り回されず自分のやるべきことを貫く強さを身につけつつあり、昨年5月末以来、約15カ月ぶりのツアー6勝目も見えてきた。
一方、初優勝を狙う蛭田は、中断で悪い流れを断ち切った。バーディーも3つあったが、12番で2つ目のボギーを叩いた後、14番を終えたところで中断。クラブハウスに引き上げたタイミングで、姉から猫の動画が届き、癒されてコースに戻って連続バーディー。18番もバーディーフィニッシュで「神の中断ですね」と笑顔になった。
首位タイでの最終日は「たぶんないかも」と邪念を捨てて、初優勝に挑む。
今季すでに2勝を挙げている櫻井は、2打差を追う立場だが、ややお疲れ気味だ。昨年、ステップ・アップ・ツアー新記録の5勝を挙げて賞金女王となり、今季のツアー前半出場権をつかんだ。リランキングも乗り越えて、資生堂レディス、楽天スーパーレディースと2勝。勢いという意味では誰よりもあるように見える。
ただ、毎週試合があるのは初めてとあって疲労もピークに近い。「15番で疲れてると感じました。そうしたら中断になって」と、クラブハウスで靴を脱いで休息。元気を取り戻して再開後の16番では2.5メートルのパーパットをしっかり沈めて首位に1打差だ。
「チャンス? チャンスなんですかね。上位に大勢いすぎて、7(アンダー)くらいまでぎっしりだから、みんなにチャンスがあるかな」とスコアボードに目を白黒させた。
「後半伸ばせれば勝てる可能性はありますね」と、初日、2日目は今一つだったバックナインで勝負に出る。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking