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- 「拍手するつもりで待っていた」から一転プレーオフ! 敗れた西郷真央の“復活”と“逆襲”は近い!?
CAT Ladies最終日、「拍手をするつもりで待っていた」という18番ホールから、一転プレーオフへと突入した西郷真央(さいごう・まお)。結果的にプレーオフで敗れたが、不調からの復活を十分感じさせる3日間のプレーだった。
「ここからは国内ツアーで頑張りたいです」
◆国内女子プロゴルフ<CAT Ladies 8月18~20日 大箱根カントリークラブ(神奈川県) 6638ヤード・パー72>
プレーオフで敗れても、西郷真央はさわやかに相手を讃えた。CAT Ladies最終日は、通算13アンダーで蛭田みな美と西郷真央がプレーオフ。1ホール目の18番でバーディーを奪った蛭田が初優勝した。
西郷は、1打ビハインドの18番でバーディーパットをはずした後、蛭田のバーディーパット、パーパットを「拍手をするつもりで待っていた」。
だが、蛭田がまさかのボギーを叩いてプレーオフ。「気持ちを切り替えて」臨んだが、バーディーパットが入らず、1ホール目で敗れた。
「しょうがない。やることは全部やったし、プレーオフに残れただけでもラッキー。優勝した蛭田選手の方が上だったということです。」と、勝者を祝福。1年3カ月ぶりのツアー6勝目は惜しいところで逃したが「ショットは安定しているし」と、手応えを感じて大会を締めくくった。
優勝争いの中で距離をコントロールすることも意識した。「最終日になると飛び過ぎていたので、今日は1日中アドレナリンが出過ぎないようにティーショットの距離をコントロールしていました。成長が感じられました」と自信を深めた。
開幕から10戦5勝と圧倒的な強さを見せた昨季は、その後、不調に陥った。最終戦JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップは予選落ちがないため、4日間72ホールで通算35オーバー。最下位に終わっているが、それでも最後まで逃げずにプレーを続けたところに西郷の強さがある。
苦しい状況で突入したオフシーズンからの初戦は、米ツアーのHSBC女子世界選手権。そこからジワジワと復活への道を探り。今季前半戦は海外で6試合プレー。うち5試合はメジャーで、そこでプレーする中でゴルフの幅を広げたことが、今回の優勝争いにつながっているのは明らかだ。
日本ツアーではまだ12試合しかプレーしていないが、9月以降には公式戦3試合もあり、実力が試される。
「ここからは普通に国内ツアーで頑張りたいです」。今大会2位は西郷真央の”逆襲“の序章に過ぎないのかもしれない。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年生まれ、千葉県出身。ルーキーイヤーの20-21シーズンはパーオン率3位、トータルドライビング1位、ボールストライキング1位などの活躍で、シーズン21回のトップ10入り。未勝利ながら賞金ランキング4位でシーズンを終えた。2022年は開幕戦でのツアー初優勝を含め5勝、メルセデス・ランキング2位という成績を残した。島津製作所所属。
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