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- 未だ“あの県”出身者の勝利なし! 3分の2を消化した女子ツアーで起きている「2つの異変」とは?
全日程の約3分の2にあたる25試合を消化した国内女子ツアー。ここから終盤戦に向けてさらなる盛り上がりを見せるのは間違いないが、そんなツアーで例年にはない「異変」が起こっているといいます。
34シーズン続いている「熊本県勢の勝利」が未達成
国内女子ツアーは「ニトリレディス」で全体の3分の2にあたる25試合を消化したが、2つの異変が起こっている。例年、当たり前のように記録されていた2つのことがここまで皆無なのだ。その異変とは何か。
ひとつは、1988年から昨年まで、34シーズンにわたって毎シーズン優勝していた熊本県出身選手が誰も勝っていないということである。
熊本県勢は昨年まで通算146勝を挙げている。これは都道府県別優勝数で最多。昨年終了時で2位の埼玉県が81勝だから、圧倒的な1位である。

通算50勝の不動裕理を筆頭に平瀬真由美が19勝、上田桃子が17勝(平瀬と上田は米女子ツアー側から出場して優勝した日本開催の日米共催競技を含む)、有村智恵が14勝、古閑美保が12勝、高村亜紀が10勝と6人の選手が2ケタ勝利をマークしているという層の厚さだ。不動、平瀬、上田、古閑は賞金女王にも輝いており、「ゴルフ王国」と称されることもあった。
熊本県勢最初の優勝者は1973年の「トヨトミレディス」で女子初のアマチュア優勝を飾った清元登子。2人目が通算4勝の浜田光子である。
浜田が1988年に通算3勝目を挙げて以来、熊本県勢は毎シーズン、誰かが優勝してきた。2003年には12勝、2008年には11勝と他を圧倒。昨年も上田が4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で勝ち、早々に34シーズン連続優勝を決めている。
ところが、今年はシーズンの3分の2に達しても勝利を手にしていない。先週の「ニトリレディス」最終日は4位でスタートした上田がアウトを4アンダーで回って首位を捕えていたが雷雨のため最終ラウンドがキャンセルになるという不運もあった。
上田は開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」では2位、4打差首位で最終日を迎えた3月の「Tポイント×ENEOSトーナメント」では1番から5連続バーディを奪って後続を突き放しながら、ここから大きく崩れてまさかの逆転負けを喫するなど、あと一歩で勝利を逃している。
ほかの熊本県勢はどうか。通算6勝の笠りつ子は「アース・モンダミンカップ」の2打差4位タイが最高成績。通算2勝の大里桃子は絶不調にあえいでいる。有村はツアーを離れており、通算3勝の一ノ瀬優希は出産後復帰したが今年はステップ・アップ・ツアーが主戦場だ。
光明は平瀬の姪である竹田麗央がメルセデス・ランキング23位で初シードを濃厚にしていること。昨年は2位タイを経験しており、今年はトップ10が4試合。いつ勝ってもおかしくない実力は備えている。「ゴルフ王国」の救世主になれるか、注目だ。
アマチュア選手のトップ10フィニッシュがゼロ
もうひとつの異変は、アマチュア選手が誰もトップ10に入っていないということだ。
1990年代はアマチュア選手のトップ10は年に1回あるかないかという程度だったが21世紀に入り、宮里藍の登場を境に活躍が目立ち始めた。21世紀での優勝は海外の2選手を含めて6回。勝みなみが15歳の史上最年少優勝を果たした2014年には歴代最多となる14回のトップ10入りを記録している。
黄金世代が高校3年になった2016年には畑岡奈紗の「日本女子オープン」制覇など13回のトップ10入り。2019年は「富士通レディース」で優勝した古江彩佳の4回を筆頭に歴代最多に並ぶ14回を記録した。

しかし、その後は徐々にトップ10回数が減り、昨年はわずか2回にまで減少。そして今年はここまでゼロなのだ。
今年の最高成績は寺岡沙弥香が「宮里藍サントリーレディス」でマークした15位タイ。エース格の馬場咲希も16位タイ(2試合)が最高だ。
要因のひとつは2019年度からプロテストの受験資格年齢がひとつ引き下げられ、高校3年生から受験できるようになったこと。1年早くプロになれるぶん、プロのトーナメントでプレーするアマチュアの層は薄くなり、その反面、若くて強いプロが増えたからだと考えられる。
アマチュア選手が誰もトップ10に入らないままシーズンが終わると1995年以来の珍事となるが、果たして結末はどうか。
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