「位置も位置なので上で戦えるように」シード黄信号の渋野日向子、昨年活躍の畑岡奈紗ら日本勢6名出場【米女子ゴルフ】

　日本時間の今夜開幕する米国女子ツアー、クローガークイーンシティー選手権に畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜、野村敏京の日本勢6名が出場する。

　昨シーズン新設された同大会だが、開催コースのケンウッドCCは1930年開場の歴史あるゴルフ場で、1963年には全米女子オープンも行なわれた実績がある。見通しのよい雄大なコースだが、各ホールには自然の高低差を生かした起伏があり、効果的に配置されたバンカーやウォーターハザード、ラフが深いグリーン周り、アゴの高いバンカーなどが戦略性を高めている。

　今季、上位フィニッシュを続けながらもなかなか優勝に手が届かない畑岡奈紗はそろそろシーズン1勝が欲しいところ。昨年大会では初日65をマークする活躍を見せているだけに期待が持てる。

「今年のほうがコンディションも良くて、すごく良いコースだなと思います」と、昨年よりもプレーしやすい印象を受けている模様。自身の状態については「調子は先週からずっとそんなに悪くはないので、パッティングだけですかね」と、グリーン上が鍵を握るという展望を述べた。

　笹生優花も今季1勝目まであと一歩の戦いが続いている。

「アゲインストが難しいので、グリーンも大きいし硬いし風が強いし、どうしたらいいんですかね。全部攻めてみます。初日、ドライバーが良かったですって言いたいです」と、難コースも笹生らしく果敢に攻めていく構えだ。

　シード権確保へ向け、「予選通過を続けていく」ことを最低限自分に課している渋野日向子は先週その目標をクリア。調子について聞かれると「昨日ワンランしましたけどボチボチかなとは思っています。また試合になってどうかなって感じです」と答えた。

「しっかり4日間戦って位置も位置なので上で戦えるように頑張りたいと思います」と、上位進出を狙う。なお、同大会はWOWOWで連日放送される。