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- 快進撃のヒミツは“睡眠”にあり!? 西郷真央がビッグタイトルでの復活優勝へ好位置をキープ
日本女子プロ2日目、西郷真央(さいごう・まお)がスコアを3つ伸ばして復活優勝を十分に狙える位置で予選ラウンドを終えた。
「どうしても睡眠時間を確保したくて……」
◆国内女子プロゴルフ<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 9月7~10日 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県) 6755ヤード・パー72>
大谷翔平並みの睡眠を武器に、西郷真央がビッグタイトルにまた一歩近づいた。
第56回日本女子プロゴルフ選手権2日目。初日を5アンダーの首位で終え、2日目に臨んだ西郷は4バーディー、1ボギーと順調にスコアを伸ばして通算8アンダー。試合を引っ張っている。
好調の裏には、モットーである“十分な睡眠”を維持する姿勢がある。初日は午後スタートで、ホールアウト後にコースを出たのは午後7時頃、急いでホテルに向かった。

「どうしても睡眠時間を確保したくて……」というのがその理由だ。
米ツアーなどでは当たり前だが、日本でもシーズンの半分に増えた4日間大会。予選ラウンドでは、「初日午後スタートなら2日目は午前中」、「初日午前スタートなら2日目は午後」のどちらかになる。
今大会のように強風や難しいグリーンでプレーが遅くなり、日没近くのホールアウトになっても、翌朝が早いのは変わらない。西郷のスタート時間は、初日が12時40分だったうえに進行が遅れに遅れた。2日目のスタートは午前8時25分だから、もろもろの準備を考えると、起床時間は「(午前)5時過ぎ」(西郷)となる。
マストで7時間半、8時間睡眠がベストだという西郷にとっては、5時に起きるためには遅くとも午後9時半には眠りにつかなくてはならない。夕食や翌日の準備なども含めて2時間程度しかなかったため、急いでいたというわけだ。
海外参戦を積極的に行った今年は、時差ボケとも戦ったが「全英(AIG女子オープン)の帰りは、試合の後すぐ飛行機に乗ったので食事もせずにずっと寝ていたら時差ボケあまりしませんでした。疲れていたからかもしれませんけど、あれはよかったですね」と、経験を重ねて工夫もしている。
遠征には常に“マイ枕”と“マイマットレス”を持参。睡眠の質と量を意識して戦い続けている。投打の二刀流で大活躍している大谷翔平が睡眠を何より大切にしている話は有名だが、海外進出を見据えてプレーを続ける西郷も同様だった。
今後の海外進出を考えても、米ツアーでの実績がないうちは、午後遅いスタートに翌日は早朝スタート、などということがごく当たり前にある。睡眠ペースを保つ西郷のスタイルは、それに備えるという意味も持ち合わせている。
芝が少なく、思いがけない転がりのグリーンに多くの選手たちが苦しんでいるが「(このコンディションに)慣れました。長めの距離も積極的に狙っていって。トライを続けています」と受け入れたことで優勝が狙える位置をキープしている。
3年の長期シードがかかった公式戦タイトルへの気持ちは、残り2日となっても大会前と変わることはない。「自分のプレーに全力で向かいたいです」と、静かな闘志をのぞかせた。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年生まれ、千葉県出身。ルーキーイヤーの20-21シーズンはパーオン率3位、トータルドライビング1位、ボールストライキング1位などの活躍で、シーズン21回のトップ10入り。未勝利ながら賞金ランキング4位でシーズンを終えた。2022年は開幕戦でのツアー初優勝を含め5勝、メルセデス・ランキング2位という成績を残した。島津製作所所属。
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