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熱中症気味の西郷真央と神谷そらが2位、3位 神谷は「一度熱中症になってから、すぐ頭が痛くなるように」
小祝さくらが通算10アンダー単独首位でプレーを終えた第56回日本女子プロゴルフ選手権3日目、同じ最終組でプレーしていた西郷真央、神谷そらの2人が、揃ってホールアウト後にぐったりした表情を見せた。
「後半、風がまったくなくなって…」
◆国内女子プロゴルフ<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 9月7~10日 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県) 6755ヤード・パー72>
優勝争いを繰り広げる2人が、熱中症のような症状を訴えた。
小祝さくらが通算10アンダー単独首位でプレーを終えた第56回日本女子プロゴルフ選手権3日目、同じ最終組でプレーしていた西郷真央、神谷そらの2人が、揃ってホールアウト後にぐったりした表情を見せた。

多くの選手が苦しんだ17番パー3でスーパーショットを見せてバーディーを奪い、1打差で小祝をピタリと追走している西郷は「後半、風がまったくなくなって……。水はたくさん飲んでいたんですけど、直射日光もあって頭痛くなって最後はしんどかったです」と、ポツリ。それでも、17番のショットは「7番アイアンでちょっとフェードしました。(小祝、神谷の)2人が先に打ってくれたので」と言いつつ、満足そうに振り返る。
1年以上優勝から遠ざかっていることや、初の公式戦タイトルがかかっていることなどの状況よりも、自分のやるべきことに集中している西郷。この日もしっかり睡眠を確保して復調し、最終日の逆転に懸けることができるのか。
いつもと同じ笑顔を見せていた神谷も頭痛を訴えた。「一度熱中症になってから、すぐ頭が痛くなってガンガンするようになりました。今も痛いです。すぐ寝たい。今日は頑張りました」と、こちらは2つスコアを伸ばして、小祝に2打差3位と逆転圏内だ。
4バーディー、2ボギーのゴルフを見せたが、やはりグリーンには苦しんだ。「思ったところに打てているのに思ったように転がってくれない。スライスなのに、ガッツリフックして外れる、みたいなことが3~4回ありました。だから怒らないことを意識しました。(結果を)期待しすぎず、しょうがない、と思うようにしたんです。(はずれても)私のせいじゃない。次のパット頑張ろうって」と、開き直り作戦で粘った。
「意識できるレベルじゃない」と、公式戦を意識することなく臨む最終日。「優勝したい気持ちはあるんですけど、まずは目の前の1打に集中した上で、結果が付いてこればいいな、と思います。まだ欲はないです」と笑った。
酷暑の中での試合が続き、熱中症やその後遺症など体調を崩す選手は少なくない。9月に入ったとはいえ、まだまだ日差しが強い今大会は、サバイバルゲームの面も見せてきた。西郷、神谷の体調も含めて、激戦が予想される最終日。気まぐれなグリーンにいる勝利の女神を味方につけるのは誰か。目が離せない。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年生まれ、千葉県出身。ルーキーイヤーの20-21シーズンはパーオン率3位、トータルドライビング1位、ボールストライキング1位などの活躍で、シーズン21回のトップ10入り。未勝利ながら賞金ランキング4位でシーズンを終えた。2022年は開幕戦でのツアー初優勝を含め5勝、メルセデス・ランキング2位という成績を残した。島津製作所所属。
神谷 そら(かみや・そら)
2003年4月18日生まれ、岐阜県出身。2022年のプロテストに2度目の挑戦でトップ合格。同年のQTで7位に入ってツアー序盤の出場権を獲得すると、デビュー8戦目の「フジサンケイレディスクラシック」で早くも初優勝を手にした。平均飛距離250ヤードを優に超えるティーショットが武器。郵船ロジスティクス所属。
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