ツアー未勝利の安田祐香が“悲願”の優勝へ4位タイ発進 「チャンスはあると信じて頑張りたい」

　ツアー未勝利の安田祐香が「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日に好発進を決めた。

　1番から我慢のパープレーが続いたが、8番をバーディーで先行。後半は10番でボギーを叩くも、「取り返したい気持ちが強かった」と11番パー3では、5番ユーティリティーでのティーショットを50センチにつけてスコアを取り戻した。

　そこから13番と14番で連続バーディーを奪った後、17番でもスコアを伸ばし、最終18番パー5はピンまで残り108ヤードの3打目をピッチングウェッジで50センチに寄せ、バーディーで締めくくった。

　5アンダー、4位タイでのフィニッシュに「フェアウェイキープは半分くらいだったのですが深いラフに行くことがなく、フェアウェイからのショットをバーディーにつなげられたのが良かった」と振り返る。

　まだ優勝こそないが、今季は2位を含むトップ10入りが3回。ここまで26試合に出場し、予選落ちは5回と安定した成績を残している。初のシード獲得も見えてきてはいるが、やはり優勝を待ち望むファンも多い。

「最近はトップ10が少ないですが、予選落ちも少ない。もっとチャンスをモノにできていればなと思っています。ただ、全体的には年々良くなっているので、残り少ない試合の中で優勝のチャンスはあると信じて頑張りたい」

　同年代の2000年度生まれでもある古江彩佳や西村優菜は米ツアーで奮闘しているが、安田も初優勝できれば、今以上の勢いに乗ることができるはずだ。

2000年12月24日生まれ、兵庫県出身。2017年に16歳で「日本女子アマ」を制覇、19年には「オーガスタナショナル女子アマ」で3位に入るなど、アマチュアの実績は世代トップクラス。初優勝が期待される選手の一人。NEC所属。