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- 菊地絵理香10バーディーも「そんなに調子がいいわけではない」 悲願のビッグタイトル制覇へ3打差単独首位
第56回日本女子オープン2日目、菊地絵理香が10バーディー、2ボギーの大会最少スコアタイとなる64でプレー。通算10アンダーで2位に3打差単独首位に立った。
「プロ人生の中で誰もが欲しいと思います」
◆国内女子プロゴルフ<日本女子オープン 9月28日~10月1日 芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県) 6528ヤード・パー72>
気持ちを引き締めて、菊地絵理香が悲願の日本女子オープンタイトルを狙う。
第56回日本女子オープン2日目、菊地は10バーディー、2ボギーの大会最少スコアタイとなる64でプレー。通算10アンダーで2位に3打差単独首位に立った。
ツアー通算6勝の実力者だが、それ以上にファンや関係者の印象が強いのは、日本女子オープンでの活躍ぶりだ。同大会では何度も優勝争いを繰り広げた。
相模原GC東C(神奈川県)で行われた2013年大会、片山津GC白山C(石川県)で行われた15年大会と2度の2位タイを始め、過去10年で7回もトップ10に入っている。
だが、残念ながら惜しいところで優勝には手が届いていない。「どのメジャー(公式戦)も大きいですけど(日本女子オープンは)さらに特別感がある。プロ人生の中で誰もが欲しいと思います。でも出れば出るほどだんだん難しさが増してきて……。あまりそれを感じないうちに取れたらいいのかな。一番悔しかったのは片山津と相模原ですね」と、正直な気持ちを口にした。
悔しいうちの一つ、片山津GCはここ芦原GCから極めて近い。「(そのことを)全然忘れてたんですけど、片山津を通って『あっ、こんなに近いのか』と思ったので、ちょっと縁があるかもしれませんね」と笑う。
1番バーディーでスタートすると、2番はボギー。だが、3番から2.5メートル、5メートル、20センチと3連続バーディー。怒涛の10バーディーで大会最少スコアタイの8アンダー・64を出しながら、「そんなに調子がいいわけではない。なんとなくフェアウェイに行ったり、いい距離が残ったり。ラッキーもありました」。ゲーム巧者の貫禄がにじむ。
「今日は“自分の日”だと思いましたか?」という質問に対しては、即座にこう答えた。「そう思うと罠があるので、絶対浮かれちゃいけないと思って」。緊張感をキープして、上がり2ホールもバーディーで締めた。
3週連続優勝がかかる絶好調の岩井明愛、大会2勝目を狙う原英莉花、1年1カ月ぶりの優勝が懸かる稲見萌寧、マネジメント能力抜群の青木瀬令奈という、そうそうたるメンバー相手に3打差単独首位。
悲願になっているナショナルオープン制覇に向けて「いいチャンスですね。明日が大事ですね。隙を見せると勢いのある選手が止まらなくなってしまうので」と、改めて気持ちを引き締めた。
何度も手が届きそうになりながら、届かなかったビッグタイトル。その夢に向けて、菊地は着々と準備を進めている。
菊地 絵理香(きくち・えりか)
1988年7月12日生まれ、北海道出身。ティーチングプロである父の影響で6歳からゴルフを始める。2008年のプロテストに2度目の受験で合格し、12年には年間獲得賞金ランキング43位で自身初のシード入り。15年の「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初優勝。昨季の「資生堂レディスオープン」で2位タイに入り、生涯獲得賞金6億円突破を果たした。ツアー通算6勝。ミネベアミツミ所属。
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