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- 姉妹タッグで今大会を戦う吉田優利…キャディー起用に込められた妹への“思い”を明かす
国内女子ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」の初日、吉田優利(よしだ・ゆうり)が4バーディー、1ボギーの69で回り、首位と2打差の8位タイで初日を終えた。
「仕事をしつつ何か学んでくれたら」
◆国内女子プロゴルフ<樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 10月27~10月29日 武蔵丘ゴルフコース (埼玉県) 6650ヤード・パー72>
国内女子ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」初日、吉田優利が4バーディー、1ボギーの3アンダーで、首位と2打差の8位タイと好発進を決めた。
スタートから我慢のゴルフが続いたものの、6番で初めてのバーディーを奪うと、8番でもバーディーを決めて2アンダーで前半を折り返し。
11番では15メートルに3パットを要してボギーとしたものの、14番で3メートルを沈めてバーディー。最終18番パー5では2オンに成功し、難なくバーディーを決めて初日を締めくくった。
また、この日の吉田のキャディーを務めたのは、プロゴルファーを目指し奮闘している妹の鈴(りん)。「終始楽しかった」と妹とタッグを組んで挑んだ初日は、時折ゴルフとは関係ない会話を交えながらリラックスした気持ちで回ったようで「ストレスなくゴルフができた」と振り返った。
鈴のキャディーとしての働きぶりについて質問が飛ぶと、「思ったよりも良かった(笑)。距離とランを測ってくれたり、水も持ってきてくれるし、クラブもキレイだし。わりといいキャディーでした(笑)」と満足げな様子で、「(本人も)プレーヤーだから何をしてほしいのか分かってるんだと思う」と評価した。
ただ、「プロキャディーがいたら多分お願いしてた。けど、今週はいなかったので」と話すように、今回のキャディー起用は鈴の“未来”を願う姉としての思いもあったようだ。
「もちろんキャディーとしての動きを求めた。その仕事をしつつ何か学んでくれたら」と今年3度目のプロテストに挑むも、涙を飲んだ妹のために、自身のプレーからヒントを得てほしい思いもあったに違いない。
「鈴の課題はアプローチ。自分の強みはショートゲーム。近くで見られると思うし、私のマネをするというよりかは、選択肢として引き出しを増やしてほしいなと思います」
姉妹タッグで挑む残り2日間。プロを志す妹のためにも、優勝という結果で姉の偉大な背中を見せつけたい。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でも優勝を遂げた。23年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で公式戦初制覇。エプソン所属。
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