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- 蝉川泰果が涙の大会最年少V 「勝てるイメージがなかった」中で同世代のライバルを破り今季2勝目を飾る
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は同世代3人による白熱の展開。17番パー5でバーディーを奪った蝉川泰果が1打差で逃げ切り今季2勝目を挙げた。
「来季は海外1勝を目標にしたい」(蝉川)
◆国内男子プロゴルフ<ゴルフ日本シリーズJTカップ 11月30日~12月3日 東京よみうりカントリークラブ(東京都) 7023ヤード・パー70>
蝉川泰果が、うれしさに目頭を押さえた。
男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」最終日は、すでに賞金王が決定している中島啓太と蝉川、金谷拓実の賞金ランキングトップ3が大激戦を展開。
最終組が16番を終わった時点で、通算14アンダーで3人が並ぶ手に汗握る戦いを繰り広げた。
抜け出したのが、蝉川だ。パー5の17番で1メートルを沈めるバーディーを奪い、通算15アンダー。直後に打った中島のバーディーパットがカップに蹴られ、1打差で最終18番を迎えた。
18番では、1組前の金谷が3メートルのバーディーパットを決められず、最終組の蝉川と中島に絞られた優勝争い。名物パー3はどちらもパーで、蝉川の優勝が決まった。
昨季、アマチュアでパナソニックオープン、日本オープンと2勝する前代未聞の記録を打ち立て、プロとなった蝉川。今季も4月の関西オープンでプロ初優勝を飾ったが、それ以降は上位に入るものの勝てずに苦しんだ。
表彰式で「8カ月チャンスがあった中で勝ち切れず、勝てるイメージがなかったのでびっくりしました」と話し、声を詰まらせる。ルーキーながら、苦しんで手にした通算4勝目は、同世代のライバル達との激戦を制しただけに喜びもひとしおだった。
優勝を争った中島とは同学年だが、アマ時代の実績は中島の方が上だった。その中島について「実質(プロ)1年目で賞金王になるのは半端じゃないし、あれだけ優勝するものすごいことだし、夏場なんかはほぼ毎週のように最終日最終組で回っていたんで、安定感も強いし爆発力もある。ちょっと頭一つ抜けているという印象はあります」と絶賛。
「いずれは自分も追いついて行けるように頑張りたいと思います」と、意識している。
「今日決めたことなんですけど、来年はアジアンツアー、ヨーロピアンツアー、PGAツアーに出る機会もあると思います。その中で海外1勝することを目標にやりたいと思います」といい切った蝉川。
ちょうどこの日は、DPワールド(欧州)ツアーの1戦であるISPSハンダ・オーストラリアンオープンで星野陸也がプレーオフで惜しくも敗れたが2位に入っている。日本男子ツアーの最終戦は、蝉川も含めた日本勢がますます海外で暴れることを予感させるものとなった。
蝉川泰果(せみかわ・たいが)
2001年1月11日生まれ、兵庫県出身。2022年6月にはABEMAツアー「ジャパンクリエイトチャレンジin福岡・雷山」でアマチュア優勝。「パナソニックオープン」では史上6人目となるレギュラーツアーでのアマチュア優勝、「日本オープン」では史上初のアマチュアでのツアー2勝目を飾った。22年10月31日にプロ転向を宣言。23年は「関西オープン」、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で優勝、ツアー通算4勝。
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