予選会からのシード獲得は5人に1人だけ!? それでも西郷真央と吉田優利のシードが「安心」な理由とは? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

予選会からのシード獲得は5人に1人だけ!? それでも西郷真央と吉田優利のシードが「安心」な理由とは?

来季の米女子ツアー出場権をかけたQシリーズ。日本女子ツアーから挑戦していた西郷真央と吉田優利が見事上位で突破、来季の出場権を獲得しました。では、Qシリーズを突破した選手のシード獲得率はどれぐらいなのでしょうか。

過去2年ではQシリーズ突破者のシード獲得は5人に1人

 米女子ツアーの出場権をかけた最終予選会、Qシリーズで西郷真央が2位タイ、吉田優利が7位タイに入ってツアーメンバーとなった。早くも来月から新天地での戦いが始まるわけだが、Qシリーズ通過者がシードをつかむ確率はどれくらいなのだろうか。

 米女子ツアーの出場資格は20項目ほどある。優先順位1位が前年度のポイントランキング80位までで、これが一般的にシードと呼ばれるカテゴリーになる。

ともにトップ10圏内で予選会を突破した西郷真央と吉田優利(写真は2022年ブリヂストンレディス) 写真:Getty Images
ともにトップ10圏内で予選会を突破した西郷真央と吉田優利(写真は2022年ブリヂストンレディス) 写真:Getty Images

 この後に生涯獲得賞金20位以内、メジャー優勝者、ノンメンバーの優勝者(TOTOジャパンクラシックに勝った稲見萌寧はこの資格で参戦)、ポイントランキング81位から100位(ポイントランキング83位の渋野日向子はここ)などのカテゴリーが並び、14番目がQシリーズ20位タイまで、15番目がQシリーズ21位から45位タイまでとなっている。

 昨年のQシリーズでは勝みなみと西村優菜を含む45位タイまでの46人が通過してツアーメンバーとなった。このうち、ポイントランキング上位80人に与えられるシードをつかんだのは5人。パーセンテージで表すと、約11%という狭き門だった。

 Qシリーズを通過したからといって安心してはいられない。ここからが本当の戦いであることを感じさせる数字だ。

 昨年トップ通過のユ・ヘラン(韓国)は1勝を挙げてポイントランキング13位と活躍。C・ワナスリチャン(タイ)、A・パノ(米国)も優勝している。この3人に勝、西村の日本勢を加えた5人だけがシードを手にしたわけだ。

 では、渋野と古江彩佳が挑んだ一昨年のQシリーズ通過者はどうだったか。こちらは46人中13人がシード入りと優秀な成績を残している。

 中でも3位で通過したA・ティティクル(タイ)は2勝を挙げてポイントランキング2位とブレークしたことは記憶に新しい。そして渋野は36位、古江は1勝して17位でシード入りした。

 過去2年間を合算すると、シード入りは92人中18人となる。確率は20%弱。5人に1人といったところである。

上位でのQシリーズ突破がシードへのカギ

 この92人を20位タイまでと21位から45位タイまでに分けると、前者が41人中13人で約32%であるのに対して後者は51人中5人で約10%でしかない。やはり出場優先順位が高い20位タイまでの方がシードにつながる可能性が高いというわけだ。

 20位タイ以内をさらに細分化して10位タイ以内に絞ると確率は約36%に上がる。トップ10に入っている吉田、西郷にとっては心強いデータである。

 過去2年間のデータで5人に1人しかシードをつかめない中、日本勢は渋野、古江、勝、西村と4人のQシリーズ通過者全員がシード入りしたわけだから非常に優秀だといえる。中でも西村は確率が低くなる下のカテゴリーからシードをつかんだのだから高く評価していい。

 吉田、西郷の2人は10位タイ以内のデータにシード率100%の日本選手のデータを重ね合わせればさらに確率が上がりそう。日本での実績は2人ともしっかりしたものがあるし、西郷はメジャーで3位タイ(2022年エビアン選手権)に入ったこともある。ルーキーイヤーは慣れないことばかりで大変だと思うが、期待していいのではないだろうか。

 昨年の勝と西村は2戦目の「LPGAドライブオン選手権」でデビューした。吉田と西郷も同じ試合がデビュー戦になるだろう(稲見は出場資格が過去2年間の優勝者である開幕戦でデビュー予定)。「LPGAドライブオン選手権」の初日は1月25日だ。

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