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- 中島啓太は首位と4打差の20位タイ! トップ5には米ツアーの出場権【米男子ツアー最終予選会初日】
4日間72ホールで来季の米男子ツアー(トップ5)とコーンフェリーツアー(40位まで)の出場権を争う最終予選会が開幕。日本からは中島啓太と小平智が挑戦している。
中島啓太20位タイ、小平智は76位タイで初日を終える
◆米国男子ゴルフ<PGA Qスクールファイナルステージ 12月14~17日 TPCソーグラス(フロリダ州) ダイズ・バレーC(6850ヤード・パー70)、ソーグラスCC(7054ヤード・パー70)>
中島啓太が、来季のPGAツアー出場に向けてまずまずの滑り出しを見せた。
トップ5に入れば来季のPGAツアー出場権が得られるPGAツアーQスクールのファイナルステージは、現地時間14日から同ツアーの本拠地であるフロリダ州TPCソーグラスで開幕。
ソーグラスカントリークラブ(CC)とダイズ・バレーコース(DV)の2コースでの4日間72ホールの戦いに165人が挑んだ。
プレ、ファースト、セカンドを経てようやくたどり着くこのファイナルステージ。中島は日本ツアー賞金王の資格でいきなりファイナルからエントリー。
「せっかく日本でいいプレーしてチャンスを頂いたので、チャンスを生かせるようにベストなプレー目指して頑張りたいです。PGAツアー目指してゴルフしてきたので、トップ5に入って来年アメリカでプレーできるように」と意気込みを語っていた。
PGAツアーは2012年以降、Qスクールからは直接出場権を得ることはできずにいた。Qスクールでコーンフェリーツアー(下部ツアー)の出場権を獲得し、そこからステップアップしていくという形をとっていたからだ。
だが今年から、トップ5にはPGAツアー、6位から40位にはコーンフェリーツアーの出場権が与えられる形になっている。久々に直接PGAツアーに挑める権利を得た以上、しっかりとそれをつかみたいところだ。
この日はダイズ・バレーCをプレーした中島。10番パー4からスタートし、11番でボギーが先に来たが、12番パー4のバーディーでバウンスバック。13番パー4で再びボギーと忙しい内容の序盤だったが、落ち着きを取り戻して後半に向かう。
2番パー3のバーディーでイーブンパーに戻すと、続く3番パー4もバーディーで1アンダー。残り6ホールはスコアカード通りのプレーを続けて初日を20位タイにつけた。
5アンダー首位のハリソン・エンディコット(DV・豪)とタノ・ゴヤ(DV・アルゼンチン)には4打差。残り3日間で上位に入る可能性の十分にある位置とあって、2日目以降にも期待がかかる。
ツアーのオフィシャルウェブサイトのQスクール記事では、注目選手のトップとして挙げられていた中島。世界アマチュアランキングナンバー1のマコーマックメダルを2度獲得し、プロ転向後も活躍して日本の賞金王になった男への期待がうかがえる。
2018年「RBCヘリテージ」でPGAツアー優勝経験もある小平智は出遅れてしまった。ソーグラスCCを3バーディー、5ボギーでプレーして2オーバー。76位タイで初日を終えている。
1ストロークに多くの選手がひしめく大混戦。世界一の舞台でプレーすることを目指しての熾烈な戦いは、まだ始まったばかりだ。
中島啓太(なかじま・けいた)
2000年生まれ、埼玉県出身。アマ時代は、20年11月に男子アマチュアの世界ランキング1位、21年に「日本アマ」制覇などの活躍。年間最優秀アマ「マコーマックメダル」は2度獲得している。21年は「パナソニックオープン」で史上5人目のアマ優勝を達成。22年9月にプロ転向し、23年シーズンは「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」でプロ初勝利。その後、「横浜ミナトチャンピオンシップ」、「マイナビABCチャンピオンシップ」で優勝。
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