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- 米ツアーに挑戦する吉田優利の“決断” 「基本は米国にいる。日本の試合にはなかなか出れないと思う」
米女子ツアーの最終予選会を7位で突破した吉田優利がJLPGAアワードに出席し、来季からの米ツアー挑戦への心境について語った。
「全試合、結果や成績にフォーカスしてできなかった」
今季は国内メジャーのワールドレディスサロンパスカップで優勝した吉田優利。優勝者の資格で、年間表彰式「JLPGAアワード」に出席し、「自分でデザインした」という青のドレスで会場を彩った。
メルセデス・ランキング7位と上々の成績でシーズンを終了したが、「よくも悪くもないシーズン。厳しいことをいうなら中途半端。全試合、結果や成績にフォーカスしてできなかった。すべてがんばったつもりだけれど、もっといいパフォーマンスはできたかな」と反省気味。
それでも米女子ツアーQシリーズ(最終予選会)を通算19アンダーの7位で突破し、来季から米ツアー出場権を手に入れた。このタイミングで渡米を決意したことについては、「人生設計で決めていたこと。(米ツアーに)行きたいという目標はずっとあったので、うまく実現できたのはあります。挑戦しようと思っていた年齢が今年だったので、ベストのタイミングでいけると思っています」と、人生設計が計画通りに進んでいることを強調。
ただ、現時点では渡米の予定は未定で、「これからどうするのかは、ようやく落ち着いてくるので、これから考えていきたい」と話した。
それでも新たな挑戦となるなかで、吉田はすぐに結果が出るとは思っておらず、まだまだ足りない部分が多いことも自覚していた。
「ショートゲームはすべてが足りない。日本では通用しても向こうでは通用しない部分もあると思います。その対策はしないといけない」
「とにかく今はゴルフに向き合う時間」
気になるのは本腰を入れて米ツアーだけにしぼるのか、日本ツアーにもスポットで出るのかという判断だ。日本でプレーする姿を見たいというファンも多いはずだ。
「どうなるかわからないですが、基本はアメリカにいると思います。私のイメージとしては日本の試合にはなかなか出れないと思います。アメリカの生活で観光や食などを楽しむことは、ゴルフ終わってからもできるので、とにかく今はゴルフに向き合う時間」
「これから自分がどういうスイングを作って、どういう選手になりたいのか、そんな自分を想像しながら逆算していきたい。オフは今まで以上に意味のあるものにしなくてはいけない」
すでに頭の中は、来季の米ツアーのことでいっぱいという印象だった。それだけ本気で世界のトップに並ぶ覚悟が彼女にはあるようだった。
それに「一番の楽しみはいろんなコースでプレーできること」とすぐに答えが出てきたが、様々なシチュエーションでゴルフの経験をしてみたいという“好奇心”が見え隠れした。
「ナショナルチーム時代から海外に派遣してもらって試合をしていましたが、ようやく世界のトップレベルでゴルフができるのが一番の楽しみです。とにかくベストを尽くすだけ。日本のファンに元気を届けられるようにがんばりたい」
日本のファンには少々寂しいかもしれないが、彼女が米ツアーで優勝カップを掲げる姿が見られれば、日本のゴルフ界も一層盛り上がるに違いない。
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