五輪ゴルフで待望の“団体戦”が実現か 実施はいつから? 競技形式はどうなる?

AP通信が20日に伝えた情報によると、2028年のロサンゼルス五輪ゴルフ競技(会場はリビエラCC)では、従来の各個人戦に加え、新たに団体戦を採用することを検討。早ければ来月11日からのマスターズで発表される可能性があるとしています。

両個人戦の間に2日間の団体戦(男女ペア競技)を実施

 今夏のパリ五輪(7月26日~8月11日)。ゴルフ競技は前回、前々回と同じく72ホール・ストローク競技で男女の各個人戦が、男子は8月1~4日、女子は8月7~10日の日程で行われます。オリンピックのゴルフ競技に対しては「団体戦ならもっと盛り上がるのに」といったファンの声が絶えませんが、4年後のロサンゼルス五輪で、それが実現する可能性が出てきました。

東京五輪の日本代表たち。男女がチームで戦うことで、より盛り上がりそうだ 写真:GettyImages
東京五輪の日本代表たち。男女がチームで戦うことで、より盛り上がりそうだ 写真:GettyImages

 AP通信が20日に伝えた情報によると、2028年のロサンゼルス五輪ゴルフ競技(会場はリビエラCC)では、従来の各個人戦に加え、新たに団体戦を採用することを検討。調整は既に最終段階で、あとは競技フォーマットや出場する国(地域)数といった細部を残すのみ。早ければ来月11日からのマスターズで発表される可能性があるとしています。

 マスターズには、オリンピックのゴルフ競技を管理・運営する国際ゴルフ連盟(IGF)の主要なメンバーが顔を揃えるため、最終調整を図り、承認を得る流れなのかもしれません。

 正式発表が待たれるところですが、伝えられた情報によると、団体戦は男女のペア競技で、男子個人戦(水~土曜の日程で実施)後の日曜と月曜に実施(女子個人戦は翌火曜に練習ラウンド、水~土曜に本戦)。

 競技フォーマットは、一つの案は36ホールのフォアボール(各ホールでペアの良いほうのスコアを採用)。もう一つは、国際オリンピック委員会が推すフォーマットで、初日(日曜)にフォアサム(各ペアが一つのボールを交互にプレー)もしくはフォアボール。2日目(月曜)は、男女それぞれが通常のシングルス・ストロークプレーを行い、計54ホールの合計スコアで競うというもの。

昨年初開催された米男女ツアー共催のペア競技は好評

 後者に近いフォーマットは、2014年の第2回ユースオリンピック(中国・南京)で採用されています。同大会では男女の個人戦を54ホール・ストローク競技で行ったのに続き、男女ペアによる団体戦をフォアボール、フォアサム、そして男女各シングルス・ストロークプレーの順で実施。計72ホールの合計スコアで争われています。

 ちなみにこの団体戦を制したのは、現在、米女子ツアーで活躍するアタヤ・ティティクルを擁するタイ。日本は7位でした。

 男女のペア競技では、昨年12月にPGAツアーとLPGAの共催で、男女の有力選手が各12名出場する「グラント・ソーントン招待」が行われました。競技は3日間。スクランブル(ティーショットはともにプレー。2打目以降は、ベターなボールを採用し、その位置からともにプレー)、フォアサム、フォアボールの順に実施、54ホールの合計スコアで争われました。

 リディア・コとジェイソン・デイのペアが制したこの大会は、予想以上に多くのテレビ視聴者数を獲得。選手たちの評判も上々で、今年以降、より盛り上がりを見せそうです。

 オリンピックでは柔道の混合団体、冬季ではフィギュアスケートの団体戦など、従来の個人戦に加え、男女混合の団体戦が新設されています。そこにゴルフ競技が加わることを――日本は有力なメダル候補になりそうですし――期待したいところです。

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球がレッドペナルティーエリアにあることが分かっているか、事実上確実で、プレー ヤーが救済を受けたい場合、プレーヤーには3つの選択肢がある。それぞれ1罰打で、 プレーヤーは次のことができる。 (1)直前のストロークを行った場所に基づき救済エリアから球をプレーすることによっ てストロークと距離の救済を受ける。 (2)ホールとX点を結んだ後方線上のペナルティーエリアの外に球をドロップすること によって後方線上の救済を受ける。 (3)ラテラル救済を受ける(レッドペナルティーエリアに限る)。救済を受けるための基点 はX点で、球は2クラブレングスでX点よりホールに近づかない救済エリアの中にド ロップし、その中からプレーしなければならない。(ゴルフ規則 17.1dより抜粋)
1.後方線上の救済は「線の上」にドロップしなければならなくなった
2.救済後、風でボールが再び池に入ったら「無罰でリプレース」
3.間違ってインプレーでない球をリプレースしてパットした「2罰打→1罰打」
東京五輪の日本代表たち。男女がチームで戦うことで、より盛り上がりそうだ 写真:GettyImages
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