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- 「よりスリリングで難しく」石川遼も警戒する宍戸の名物17番に施された改修とは?
国内男子ツアーの今季メジャー初戦開幕前日の5日、石川遼(いしかわ・りょう)がプロアマ戦に出場し最終調整を行った。
舞台は今年も宍戸ヒルズCC 西コース
◆国内男子プロゴルフ メジャー第1戦<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 6月6~9日 宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県) 7430ヤード・パー71>
国内男子ツアーの今季メジャー初戦開幕前日の5日、石川遼がプロアマ戦に出場し最終調整を行った。ツアー18勝を誇る石川だが、これまで思うような成績が残せていない鬼門の大会だ。
主戦場を米ツアーから国内ツアーに戻した2018年は予選落ち、以降も20位タイ(19年)、20位タイ(21年)、28位タイ(22年)、予選落ち(23年)と上位に食い込めていない。記者から指摘されると「大得意です」と冗談めかして周囲を笑わせた。
舞台は今年も宍戸ヒルズCC西コース。7430ヤードの距離と粘りっけのある長いラフが特徴だ。名物ホールはグリーンの手前に大きな池が口を開ける終盤の17番パー4。これまで何度も優勝争いを演出してきた。
その難攻不落の17番に改修が施された。池とグリーンの幅が狭くなり池に向かって傾斜がつけられた。前年までは「池さえ越えれば入ることはなかった」がそうはいかなくなった。
「ちょっとした違いだとは思いますが、よりプレッシャーの高まるコース改修だと思う。前よりスリリングで難しくなった。それが1打2打の勝負を分ける可能性もある」と警戒を深めつつ、「みんなでこの試合の価値を高めていこうという関係者の皆さんの熱意をすごく感じます」と感謝した。
例年、ティショットを左のラフに入れセカンドショットを池の手前に刻むか、グリーンを狙っていくかの選択に迫られる選手は多い。「今年はラフが短めなので、ラフからグリーンを狙っていく人は多いと思う。狙える状態だからこそ狙えるエリアが狭くなった」。
メジャー大会だからといって気負いはない。「そこに対しては強い気合いみたいなものはないのですが、とにかく自分の場合は一打一打をかみしめてやっています。一つひとつのショットに意味をもって、次に繋がるように打てているので、そういう状況を楽しみながらやりたいし、良い準備をしたいなと思います」と話した。
石川 遼(いしかわ・りょう)
1991年9月17日生まれ、埼玉県出身。高校生で初出場した「マンシングウェアオープンKSBカップ」で史上最年少の15歳8カ月で優勝を飾る。2008年にプロ転向、翌年は年間4勝を挙げ最年少賞金王に輝く。ツアー通算18勝。CASIO所属。
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