全米女子プロが開幕! 復調・渋野日向子ら日本勢3人が2差4位の好発進 畑岡・古江・山下の五輪代表争いは?

「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は現地時間20日、ワシントン州のサハリ―CCで開幕。3週前の全米女子オープンで優勝した笹生優花(さそう・ゆうか)、同じく2位の渋野日向子(しぶの・ひなこ)をはじめ12人の日本勢が参戦している。

今季限りで引退のレクシー・トンプソンが首位

◆米国女子プロゴルフ<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 6月20~23日 サハリーCC(ワシントン州) 6731ヤード・パー72>

 パリ五輪代表の座を争う最後の戦いが、メジャーの舞台で激しく繰り広げられている。

「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は現地時間20日、ワシントン州のサハリ―CCで開幕。3週前の全米女子オープンで優勝した笹生優花、同じく2位の渋野日向子をはじめ12人の日本勢が参戦している。

全米女子プロ初日、首位と2打差の4位タイと絶好のスタートを切った渋野日向子 写真:Getty Images
全米女子プロ初日、首位と2打差の4位タイと絶好のスタートを切った渋野日向子 写真:Getty Images

 メジャータイトルへの挑戦とともに気になるのが、今大会終了後のオリンピックランキングによるパリ五輪(8月7~10日、ル・ゴルフナショナル)の代表争いだ。ロレックス(女子世界)ランキングを基準にした同ランキングで各国2人(15位以内の場合は最大4人まで)の限られた枠に対し、笹生は6位と“当確”だが、現状ではもう1枠の争いがし烈。特に古江彩佳が20位、畑岡奈紗が21位、山下美夢有が22位と僅差の戦いとなっている。

 2016年にも同大会が行われたサハリ―CCは、フェアウェイの左右から大木が覆いかぶさるような“空中ハザード”が正確なショットを要求するコース。初日は今季限りでの引退を表明しているレクシー・トンプソン(米)が4アンダーで首位に立った。これをネリー・コルダ(米)、パティ・タバタナキット(タイ)が1打差で追う展開だが、難しさに苦戦しつつも実力者たちが入り乱れた戦いとなっている。

 そんな中、代表争いの渦中にいる3人は、明暗が分かれた。4バーディー、3ボギーの古江、6バーディー、5ボギーの山下の2人が揃って1アンダー15位タイと好スタート。対して畑岡はティーショットが安定せず、5オーバー107位と大きく出遅れてしまった。 

 まずまずの位置にいる2人は「最初からちょっとあやしい展開でしたけど、うまく耐えながら(チャンスに)ついたところでバーディー取れたりしたのがよかった」(古江)、「今日はボギー打ったりバーディー取ったり激しいゴルフだったけど、何とかアンダーパーで抑えられてよかった」(山下)と、いずれも笑顔で振り返った。

 畑岡もスコアはいま一つだが、ツアー通算6勝の貫録を見せる。「前半は耐えるゴルフができたけど、後半、ティーショットがラフに行き始めてからパーセーブも難しくなってしまった」と言いながらも、あきらめる気配は微塵もない。「グリーンにさえ乗せられれば。とにかくバーディーチャンスをつくりたい」と、巻き返しに賭ける。

 全米女子オープン2位で復調している渋野は、落ち着いたゴルフで4バーディー、2ボギー。2アンダー4位タイと最高のスタートを切った。

「ショットはよかった、くらいの感じ。前半どっかでバーディー来てくれれればと思ったら1個来てくれて、そこからオーバーにしてしまって難しい流れだったけど、バーディー取れてよかったです。すごく狭いからメンタル的にも怖いなという部分はありますけど、気持ちで負けないように。明日は気持ちを切り替えて頑張りたいです」と、落ち着いた笑顔。14ホール中12ホールでフェアウェイをとらえ、18ホール中13ホールでパーオンする安定したショットがそれを支えている。

 米ツアールーキーの西郷真央、前週、日本でシーズン2勝目を挙げて乗り込んできた岩井明愛の2人も渋野と同じ2アンダー4位タイと好発進している。

 21年に続く全米女子オープン優勝で五輪出場が確定した笹生は、トンプソン、コ・ジンヨン(韓)のメジャー優勝者組でプレーした。前半は2バーディー、1ボギーと忍耐強くプレーしていたが、14番から4連続ボギーで大きく後退。18番パー5で2オンしてのバーディー締めで何とか2オーバー54位タイと踏ん張った。

「大きなミスもありながら運も結構あり、助かった1日じゃないかと思います。後半(グリーンのスピードに)自分があんまりしっかりアジャストできなかった」と、いつも通り淡々と話す。メジャー2連勝に向けて午前スタートの2日目に期待したい。

 他の日本勢は、勝みなみがイーブンパー22位タイ、西村優菜は3オーバー70位タイ。竹田麗央、岩井千怜は畑岡と同じ5オーバー107位タイ、稲見萌寧は9オーバー142位と出遅れている。

【動画】渋野日向子ら日本選手の初日ハイライトとインタビューをイッキ見!

【写真】「世界ランキング」は日本勢が一大勢力? 100位以内に“18人”がランクインした日本人選手(6月17日現在)

画像ギャラリー

6位 笹生優花(4.70) 東京都出身 写真:Getty Images
20位 古江彩佳(3.44) 兵庫県出身 写真:Getty Images
21位 畑岡奈紗(3.38) 茨城県出身 写真:Getty Images
22位 山下美夢有(3.31) 大阪府出身 写真:Getty Images
36位 岩井明愛(2.40) 埼玉県出身 写真:Getty Images
42位 竹田麗央(2.25) 熊本県出身 写真:Getty Images
45位 小祝さくら(2.16) 北海道出身 写真:Getty Images
47位 岩井千怜(2.11) 埼玉県出身 写真:Getty Images
57位 鈴木愛(1.88) 徳島県出身 写真:Getty Images
61位 西郷真央(1.81) 千葉県出身 写真:Getty Images
62位 渋野日向子(1.79) 岡山県出身 写真:Getty Images
72位 西村優菜(1.50) 大阪府出身 写真:Getty Images
78位 櫻井心那(1.43) 長崎県出身 写真:Getty Images
84位 勝みなみ(1.33) 鹿児島県出身 写真:Getty Images
88位 神谷そら(1.20) 岐阜県出身 写真:Getty Images
98位 蛭田みな美(1.14) 福島県出身 写真:Getty Images
99位 桑木志帆(1.14) 岡山県出身 写真:Getty Images
100位 佐久間朱莉(1.13) 埼玉県出身 写真:Getty Images
全米女子プロ初日、首位と2打差の4位タイと絶好のスタートを切った渋野日向子 写真:Getty Images
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