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- 欧州ツアーで日本勢躍動! 7月最初の一戦で奮闘の星野陸也がシーズンランク3位浮上 中島啓太も参戦
7月7日に最終ラウンドが行われたDPワールドツアー(欧州男子ツアー)「BMWインターナショナルオープン」。同ツアーを主戦場とする星野陸也が通算13アンダーの6位タイ、中島啓太が通算8アンダーの20位タイに入り、4日間の戦いを終えた。
ツアー2勝目への思いが見えた星野陸也 最終日の攻めの姿勢
◆欧州男子プロゴルフ<BMWインターナショナルオープン 7月4~7日 GCミュンヘン・アイヒリード(ドイツ) 7347ヤード・パー72>
DPワールドツアー(欧州男子ツアー)の7月最初の一戦には、日本から星野陸也と中島啓太が参戦した。
星野は肺気胸による長めの休養から6月の「全米オープン」で戦列に戻り、今大会が復帰4戦目。一方の中島は「ヨーロピアンオープン」後に右足裏の痛みを発症し、今大会が約1カ月ぶりの実戦となった。
レース・トゥ・ドバイランキング(シーズン順位)上位の2人は、そろってしっかりと予選を通過し全4日間を戦い抜いたが、より光を放ったのは2戦前の「KLMオープン」で10位タイとなっていた星野だった。
星野は4バーディー、2ボギーの2アンダー・30位タイで4日間をスタートすると、2日目には6バーディー、1ボギーの5アンダーをマークして、トップ10圏内となる8位タイに浮上。さらに決勝ラウンドの大会3日目に入っても、星野は安定したゴルフを見せた。
6バーディー、3ボギーの3アンダーで18ホールをまとめて通算10アンダー。トップと4打差の単独8位と、充分に優勝を狙える位置で最終日へ向かうことになった。
その最後の1日では、2月の「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」以来となるツアー2勝目への思いがプレーからはっきりと見て取れた。
1番で4.5メートル、4番で4メートルのチャンスを迎えながらパーで終えたものの、5番では80ヤードの2打目をピン左奥2.5メートルに絡めて初バーディー。星野が前半でスコアを動かしたのはこの1ホールにとどまったが、その後も6番パー5で5メートル、9番パー5で1.5メートルのバーディートライを迎え、ビッグスコアも期待できそうな内容だった。
6位タイフィニッシュでシーズンランクは3位に浮上
星野は前半同様に後半も攻め続けた。10番で2メートル、11番パー5で4.5メートル、12番の4メートル、14番の3メートル、16番で2メートル強と明確なバーディーチャンスを次々と演出していく。
しかし、この日はなかなか入れ頃のパットが決まってくれなかった。この5つのホールでスコアを稼げたのは10番のみ。6メートルの距離からねじ込んだ13番も含めて、後半のバーディーは2つに終わった。何より痛かったのは、前の3日間で8バーディーを稼いだ4つのパー5を、すべてパーにしてしまったことだろう。
ただ、それでも計3バーディーでボギーフリー。終盤の15番では1打目と2打目で左ラフを渡り歩きながらも、4メートルのパーパットを沈めてしのぐ場面もあった。通算13アンダーで6位タイ。
今季5度目のトップ10はレース・トゥ・ドバイランキングを4位から3位へと押し上げてもくれた。来季のPGAツアー参戦がまた一歩、星野のもとに近づいてきたと言える。
一方の中島は、初日を星野より上位の12位タイで滑り出したものの、その初日と3日目、4日目で出入りが激しく、通算8アンダーの20位タイフィニッシュ。レース・トゥ・ドバイランキングでは、20位から22位へと後退することになった。星野とともに出場する次週の「ジェネシス・スコティッシュオープン」、そして今年最後のメジャーとなる「全英オープン」で大きく巻き返したいところだ。
なお、スコットランド・ノースバーウィックのザ・ルネッサンスクラブで行われる「ジェネシス・スコティッシュオープン」には、現在のところ松山英樹、桂川有人、久常涼、川村昌弘も加えた計6人の日本勢が出場する見込みとなっている。
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