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- 臼井麗華や脇元華の妹も挑戦するプロテストがスタート! 「最終テストの進出人数」など合格までの道のりを解説
23年は清本美波がトップ合格を果たしたJLPGAプロテスト、今年も1次予選が2会場でスタートしました。改めて10月29日から始まる最終テストまでの道のりをおさらいしました。
23年は615名が受験して21名が合格
今年も、JLPGAのプロテストが始まりました。最初のステップである1次テストのA地区(群馬県・富岡倶楽部)、F地区(佐賀県・佐賀クラシックCC)が、19日にスタートしたのです。
10月29日からの4日間で行われる最終プロテスト(茨城県・大洗GC)での合格ラインは20位タイまでと厳しいものですが、そこに至るまでの道のりも年々厳しくなっています。
1次予選の受験資格は、今年の4月1日時点で満17歳以上の女子(出生時)で、JGA/USGAハンディキャップインデックス5.0以下の者となっています。今年の1次予選エントリー数は627名。5会場に分かれて2次予選を目指します。
昨年の5会場から6会場に増えた今年の1次予選は、B地区(8月7~9日、埼玉県・こだまGC)、C地区(7月24~26日、静岡県・裾野CC)、D地区(7月24~26日、石川県・能登CC)、E地区(7月31~8月2日、愛媛県・エリエールGC松山)の各地区それぞれで、約3割強(昨年実績による。実際の通過者数は各地区予選初日に会場で発表)が、2次予選へと駒を進めます。
昨年、残念ながら不合格だったものの、最終プロテストまで進んだ者などの1次免除者と通過者が争う2次予選は、9月3日から。今度は4ラウンド72ホールでの戦いとなり、静ヒルズCC(茨城県)など3会場での開催予定です。
2次予選上位の選手と、2次予選免除の者(ナショナルチームメンバー、世界アマチュアランキング10位まで、今年の日本女子アマ優勝者、日本女子学生優勝者など)がプレーする最終プロテストでプレーしたのは、2023年は101人でした。合格者は、19位タイまでの21人となっています。
参考までに昨年のデータを紐解いてみましょう。こちらはエントリー数ではなく、実際の受験者数ですが、1次が615人で、このうち220人が2次に進出を決めています(4人が2次欠場のため、実際2次に進んだ者は216人)。1次免除者76名を加えた2次の受験者数は292人。ここから最終テストに進んだ者が94人でした。
1次、2次免除の7名が加わった最終テストは、101人がプレーしています。ギリギリで合格した19位タイのスコアが通算5アンダー。トップ合格の清本美波選手は、通算17アンダーでした。
24年は臼井麗華や脇元華の妹も受験
6会場の先陣を切って始まった2つの1次予選(A地区、F地区)では、今年のアクサレディスin宮崎で初優勝した臼井麗香選手の妹・蘭世選手や、脇元華選手の妹・桜選手、最終予選から2022年全米女子オープン出場も経験している伊藤二花選手がプレーしています。まずは、最初の関門を潜り抜けるための熱い戦いです。
プロテスト1次が始まる2日前、アムンディ エビアンマスターズで優勝した古江彩佳選手が日本でプロになったのは2019年のこと。アマチュアとして出場した富士通レディスで優勝したためプロテストは免除されましたが、メジャー優勝のわずか5年前のことです。
古江選手の前に、全米女子オープンで2勝目を挙げた笹生優花選手も同じ2019年のプロテストに合格しています。
プロ入り後、あっという間に日本、そして世界の舞台へとステップアップし、大きな結果を出す選手が増えている昨今、狭き門を潜り抜け、どんなニューヒロインが生まれるのでしょうか。
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