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- 目指すは堀琴音のトップ!? 木村彩子がスイング改造で苦手の洋芝を克服 北海道で初の単独首位発進
「北海道meijiカップ」の初日。ツアー1勝の木村彩子(きむら・あやこ)が3連続を含む7バーディー、1ボギー「66」でプレー。6アンダーで自身初の単独首位発進を決めた。
ドライバーの飛距離は「感覚では10ヤードは伸びた」
◆国内女子ゴルフ
北海道meijiカップ 8月2〜4日 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道) 6568ヤード・パー72
ツアー1勝の木村彩子が3連続を含む7バーディー、1ボギー「66」でプレー。6アンダーで自身初の単独首位発進を決め、「ショットも良かったですけど、チャンスのパットが全部入ってくれたのでストレスなく回れました」と満足げに振り返った。
この日は7時25分に10番からトップスタート。11番でカラーから8メートルのフックラインを沈めると、続く12番パー5、13番パー4でもミドルパットを決めて3連続バーディーとした。
「風が強くなってきてグリーンに乗せるのが精一杯でした」という後半に入ると、3番で3パットし唯一のボギーを喫したが、5番で8メートルのバーディーパットを決めて、最終9番パー5で75ヤードの3打目を2メートルにつけてバーディーで締めた。
過去に4度出場し、一度も予選を通過したことがない「相性の悪い」大会。北海道特有の洋芝のフェアウェイが苦手だったというが、昨年8月から取り組んできたトップの位置を高くするというスイング改造が奏功した。「イメージは堀こっちゃん(堀琴音の愛称)くらい」と説明する。
「素振りではけっこう(堀を)真似していて、実際に打つときには手ひとつ分くらいしか変わっていないんですけど、素振りでは大げさにやっている」
「もともとトップが低かったんですけど、低いとインパクトが下から入ってきちゃう」。それにより時折ミスが出ていたというが、トップを高くすることで入射角がよりダウンブローになり、今はそれがしっくり来ているという。
ドライバーの飛距離は「感覚では10ヤードは伸びた」といい、2打目で持つ番手もおおむねひと番手短くなった。「ボールの高さも出るようになったので、グリーンも止まりやすくなりました」と多くのメリットを感じている。
「洋芝はボールが沈みやすいので、手前から入るとコンタクトしないので、上から入れないといけない。それが出来るようになった」と、結果的に北海道の洋芝にも対応したスイングを身に着け、同じ北海道開催の「ミネベアミツミレディス」(7月)では8位に入り自信になった。
初の単独首位発進だが、「毎日60台で回るのが目標なので、気持ちをいったんリセットして明日からまたスタートする気持ちで頑張りたい」といつも通り意気込んだ。
木村 彩子(きむら・あやこ)
1995年11月2日生まれ、大阪府出身。宮里藍に憧れて10歳からゴルフを始める。2015年にプロテスト合格。18年に「ヨネックスレディス」「センチュリー21レディス」で2位に入るなど、賞金ランク43位で初のシード入り。22年アース・モンダミンカップでツアー初優勝を遂げた。
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