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- 【米女子ゴルフ】リシャッフル前最後の試合は日本勢4人中3人が予選落ち 唯一決勝に進んだ勝みなみの結果は?
米女子ツアー「ポートランドクラシック」最終日、首位と8打差22位タイで最終日を迎えた勝みなみは、4バーディー、2ボギーと2つスコアを伸ばしたものの、27位タイに順位を落として4日間を終えた。
「4日間キャディーしてくれて心強かった」と母に感謝
◆米国女子プロゴルフ
ポートランドクラシック 8月1~4日 コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州) 6478ヤード・パー72
勝みなみが、母、久美さんとの二人三脚で堅実に4日間のプレーを終えた。
米女子ツアー「ポートランドクラシック」は第1回大会が1972年で、コースを変えずに歴史を刻んできたトーナメントだ。日本選手とも相性が良く、1986年の岡本綾子を皮切りに、2010年に宮里藍、12年には宮里美香が歴代優勝者に名を連ねている。
だが、オリンピックイヤーの今年はスケジュールがいつもと違うこともあり、日本勢の出場は4人だけ。その中で勝が唯一人、予選を通過した。
首位と8打差22位タイで最終日を迎え、できる限り順位を上げようと臨んだ最終日は、5番でバーディーが先行するまずまずの展開。だが、「昨日よりショットがピンに絡んでない感じで、アプローチでパーセーブすることが多かった」と振り返ったように、6番でボギーを叩くと、その後も我慢のゴルフ。バックナインは3バーディー、1ボギーと2つ伸ばしたが、通算13アンダーで27位タイに終わった。
今週のキャディーは久しぶりに母、久美さんが務めた。「4日間キャディーしてくれて心強かった。落ち込んだ時には肩に手を当ててくれたりして」と感謝の気持ちを口にした。その裏には、調子を取り戻しつつある明るい気持ちがのぞく。
次週は試合がなく、2週間後はISPS Handa女子スコティッシュオープン(15~18日、スコットランド・ダンドナルドリンクス)。「日本に帰らず、アメリカで練習してリフレッシュするつもりです。スコティッシュから頑張りたい」と白い歯を見せ、終盤戦に意欲を燃やしている。
一方、他の日本勢は思うようなプレーができずに終わった。前週、初優勝を逃したばかりで、新人王レースのトップを走る西郷真央が予選落ち。今大会終了後に行われる第2回リシャッフルに今後の出場試合数がかかっていた吉田優利も4日間プレーすることはかなわなかった。大会前のCMEポイントランキング121位から、試合数が増えるカテゴリー8に入れる80位以内を目指して上位に入りたいところだったが、力尽きた。上原彩子も予選で姿を消している。
首位に3打差6位タイで最終日に臨んだモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が、6つスコアを伸ばして通算22アンダーで逆転。2打差で3年ぶりのツアー3勝目を飾った。
前日首位のアンドレア・リー(米)は、2つスコアを落として17アンダー9位タイに終わっている。
勝 みなみ(かつ・みなみ)
1998年7月1日生まれ、鹿児島県出身。渋野日向子、畑岡奈紗、原英莉花らツアーを席巻している「黄金世代」の一人。2014年の「KKT杯バンテリンレディス」で、アマチュアながらJLPGAツアー史上最年少優勝(15歳293日)を達成し注目を集める。17年のプロ入り後、翌年の「大王製紙エリエールレディスオープン」でプロ初優勝。22年「日本女子オープン」で史上3人目の大会連覇を達成。23年は米ツアーを主戦場とした。明治安田生命所属。
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