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- 「振り感はだいぶ良くなってきている」4週ぶり実戦の吉田優利は復調なるか「全部のゴルフ脳を使って良いプレーを」
米国女子ツアーの新規大会「FM選手権」が29日から4日間の日程で開催される。吉田優利(よしだ・ゆうり)が、前日のインタビューで現状と意気込みを語った。
「PGAってこういうコースでやるんだな」
◆米国女子プロゴルフ
FM選手権 8月29日~9月1日 TPCボストン(マサチューセッツ州) 6598ヤード・パー72
メジャーと最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を除く“平場”の大会としては、最高の、賞金総額380万ドル(約5億4800万円)をかけて争われる、米国女子ツアーの新規大会「FM選手権」が29日から4日間(72ホール)の日程で開催される。
予選落ちに終わった8月「ポートランドクラシック」以来、4週(3試合)ぶりの出場となる吉田優利が、前日のインタビューで現状と意気込みを語った。
会場の「TPCボストン」はPGAツアーでも使用される名門コースだ。「PGAってこういうコースでやるんだなっていうのが目に見えて、広い、狭いっていうのが、そのホールによって違うとは思うんですけど、上手にできてるというか、戦略性を感じる」と、コースの印象を語った。
「グリーンの傾斜がすごいので、ショットである程度遠くてもいい位置につけられるようにしたい」といい、さらに「入るとけっこう持っていかれる」というラフを警戒。ドライバーショットでいかにフェアウェイキープし、グリーンを狙うショットへの流れを作っていけるかが攻略のカギとなりそうだ。
4週ぶりの実戦復帰。試合から離れていた期間は「ショットがずっと課題だったので、そこを基本的に練習量を多くは取っているんですけど、それに負けないようにショートゲームも練習してきた」と、しっかり調整と準備をしてきた。
「振り感はだいぶ良くなってきている」と、ゴルフ自体の調子は上向きのようだが、「スコアメークとはまた別だと思うので、いい感覚を残しながらしっかりスコアメークできたら」と、今週は感覚と結果の“差”を埋めていく作業となりそうだ。
「どれだけ自分が良いプレーできるかだと思いますけど、自分のゴルフが発揮できていない状況が続いていると思うので、そこをうまく出られる試合の中でヒント見つけられたら」と、復調への道を模索し続ける。
今週は「しっかりマネジメント、ショット、ショートゲームも全部のゴルフ脳を使って良いプレーをできたら」と、そのきっかけを手繰り寄せたい。
吉田は初日、モーガン・メトロー(スイス)、サバンナ・グレイワル(カナダ)というペアリングで、7時26分(日本時間:20時26分)に6人出場する日本勢の先陣を切る。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディス」でも優勝を遂げた。23年「ワールドレディス サロンパスカップ」で公式戦初制覇。23年Qシリーズで24年シーズンの米女子ツアー出場権を獲得した。国内ツアー通算3勝。エプソン所属。
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