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あと何回見られるのだろう… 上田桃子の一打一打にギャラリーも“万感の思い” 会場は拍手と歓声に包まれた温かい空気感に
11月14日に開幕した国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」。今季限りでのツアー撤退を表明している上田桃子(うえだ・ももこ)が、初日の6番パー4で見事なロングパットを披露した。
「長いバーディーパットを沈めてギャラリーを沸かせます」
◆国内女子プロゴルフ 第36戦
大王製紙エリエールレディス 11月14~17日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71
11月14日に開幕した国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」。上田桃子が初日の6番で決めたロングパットにギャラリーが沸いた。
インスタートのこの日は、前半ラストの18番で痛恨のダブルボギー。後半に入るも2番で再びダブルボギー、続く3番でボギーを叩くなど苦しい展開の中で迎えた6番パー4。
セカンドで着実にグリーンを捉えたものの、カップまで長い距離を残すバーディーパットに。集中力を研ぎ澄まし、絶妙な力加減で打ち切った上田のボールはラインに乗ってピン方向へ。距離感ピッタリな抜群のタッチでそのまま見事にカップインした。
「今シーズン限りで一度ツアーから離れることを発表した上田桃子が、6番で長いバーディーパットを沈めてギャラリーを沸かせます」と、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式X(旧ツイッター)には実際の映像がアップ。
カップインを見届けたアナウンサーは「伸びてきて……ここでバーディーパット!」「しっかりと沈めました」と、上田のナイスプレーを称賛。ギャラリーからも温かい拍手と歓声が沸き起こった。
また、「今週がツアー450試合目になります上田です」というアナのコメント通り、今大会が節目のタイミングとなった一方で、今季限りでのツアー撤退を表明した上田にとっては“ラストマッチ”となる可能性もある。次週のシーズン最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場者は、今季のツアー優勝者とメルセデスランキング上位者に絞られるためだ。
最終戦出場のためにも上位につけたい上田だったが、この日は1バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの「76」、5オーバーと苦戦。
2日目はスコアを大きく伸ばすことが至上命題に。ギャラリーの大歓声を力に変え、ここからの逆襲に期待がかかる。
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