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- 米女子ゴルフ最終戦が終了 日本勢が平均ストロークと新人王の主要2タイトルを獲得!
シーズン最終戦「CMEグループツアー選手権」最終日(現地時間24日)、古江彩佳(ふるえ・あやか)平均ストロークNo.1のベアトロフィーを獲得。西郷真央(さいごう・まお)はルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、日本勢が素晴らしい形で米女子ツアーのシーズンを締めくくった。
古江彩佳が最終戦でユ・ヘランを逆転
◆米国女子プロゴルフ 最終戦
CMEグループ ツアー選手権 11月21~24日 ティブロンGC(フロリダ州) 6700ヤード・パー72
古江彩佳は平均ストロークNo.1のベアトロフィーを獲得。西郷真央はルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、日本勢が素晴らしい形で米女子ツアーのシーズンを締めくくった。
出場選手が60人と限られ、総額1100万ドル(約17億円)、優勝400万ドル(約6億円)のビッグプライズが懸かったシーズン最終戦「CMEグループツアー選手権」最終日(現地時間24日)。平均ストロークNo.1を目指して戦った古江は、通算9アンダー8位タイで最終日に臨んだ。平均ストローク上位のジーノ・ティティクル(タイ)、ネリー・コルダ(米)の2人が規定ラウンド数に足りず、タイトル争いはユ・ヘラン(韓)との一騎打ち。大会前には平均69.98のユに0.07ストローク差の70.05で2位につけていた。
3日目を終えて、9アンダーの古江に対してユは1アンダー。差はさらに縮まり、0.0002ストロークのビハインド。「絶対に3アンダー以上で回らないといけないのは分かっていたので、それを達成したいと思った」と振り返る通り、状況は分かっていた。それでも古江は目の前の1打に集中し続けた。4番、6番、8番とバーディーを重ねて折り返す。
早い時間にスタートしたユが3アンダー69(通算6アンダー)でホールアウトしていたため、手に汗握る戦いとなったが、最後まで自分と戦い続ける。13番バーディーの後15番で3パットボギー。パー5の17番でしっかりバーディーを決めると、18番は落ち着いてパーで終わり、1年間(89ラウンド)の平均ストロークは69.99。70.00のユを抜いて、日本人初のタイトルを獲得した。
「耐えるところは耐えて、リズムよくいけた」と笑顔。ユのスコアについては「全然見てないです」と言い切る。「60台で回る目標を4日間できたのがよかった。(ベアトロフィーは)まさか自分が取れる賞だと思わなかったし、日本人初というのがいいですね」とさらに表情をほころばせた。
ツアー3年目の2024年は「アムンディ・エビアン選手権」でメジャー初優勝を飾り、実力の証明であるベアトロフィーも獲得と最高の年となった。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーレースをリードし続けてきた西郷は、1イーグル、4バーディーでプレーして通算8アンダー25位タイでシーズンを終えた。終盤、追い上げを見せたイム・ジンヒ(韓)は通算4アンダー42位タイに終わっており、西郷がしっかりと逃げ切り、タイトルを手にした。
「最後のセカンドはいいショット。それで締めくくれたのはよかった。この1年は、この大会に出ることとルーキー・オブ・ザ・イヤーを目標にしてきたので、達成することができてうれしいです」と、いつもは厳しい表情をほころばせた。日本選手の同タイトル獲得は1990年の小林浩美に続く2人目となる。
優勝争いは同じ通算15アンダーでスタートしたティティクル(タイ)とエンジェル・イン(米)の大激戦となった。途中、インが2打リードしたが、ティティクルも譲らず、17番のイーグルで追いつき、18番バーディーで通算22アンダー。パーのインに1打差で有終の美を飾った。
9バーディー、ノーボギーで回ったパリ五輪金メダリストのリディア・コ(ニュージーランド)が通算17アンダー3位。今季7勝を挙げてプレーヤー・オブ・ザ・イヤーとなったネリー・コルダ(米)が通算15アンダー5位タイ。
今季、2度目の全米女子オープン優勝を果たした笹生優花が通算2アンダー49位タイ、畑岡奈紗は通算1オーバー11位タイで今年も優勝なしでシーズンを終えている。
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