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- “ラウンドガール”が全組帯同という大会も!? 来季国内男子ツアーの日程発表で判明した「増えた試合」と「中止になった試合」
18日、都内ホテルで日本ゴルフツアー機構(JGTO)の2025年ツアー日程が発表された。
実業家の前澤友作氏が最大10日間の大会を開催
格闘技のラウンドガールが、ゴルフのトーナメントにも登場する。18日、都内のホテルで日本ゴルフツアー機構(JGTO)の2025年ツアー日程が発表された。
このなかには、かつて米男子ツアーの「ZOZO CHAMPIONSHIP」の大会名誉会長を務めた実業家の前澤友作氏が発案や企画に関わった「前澤杯 MAEZAWA CUP2025」が開催されることも含まれていた。
大会スケジュールは来年の4月14日から23日までの最大10日間に及ぶ。1日あたり50組に限定されるプロアマに参加する権利は1組100万円で販売。この収益を賞金に充当する。賞金総額は国内男女最高額となる最大4億円(優勝賞金最大8000万円)という、国内最長で最大級のトーナメントが誕生するわけだ。
参加オークション形式でプロ選手の指名が必要。友達同士でも家族でもカップルでも、たった1人で参加してプロとのラウンドを独り占めすることも可能だという。そこに格闘技やモータースポーツなどでおなじみのラウンドガールが帯同し、プレーを盛り上げてくれるというから倉本昌弘副会長が「俺も指名して!」と参加者にラブコールを送るのも無理からぬところ。
前澤氏の米ツアーから国内男子ツアーへの鞍替えも朗報なら、今年の春に日欧共催の大会を終了させ、男子ツアーからの撤退を匂わせていた半田晴久氏が「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」(北海道ブルックスカントリークラブ)、「ISPS HANDA 秋の決戦・どこまでバーディー取れるんだトーナメント」(開催場所未定)の新規2試合の開催を決断したことも諸星裕会長にとって大きな力となったはず。
これに女子プロゴルフツアーのオープンウイークに組み込まれた「リシャール・ミル チャリティペアマッチ&トーナメント」(能登カントリークラブ)が加わったことで、トーナメントの数は前年同様の24トーナメントを維持することができた。
実はこの日の朝、米PGAツアーの「ベイカレント・クラシック」(横浜カントリークラブ)の開催日程が10月9~12日であることが発表された。この大会が第41週(10月9日~12日)に飛び込んできたことで、JGTO側が大きな迷惑をこうむったことは、両ツアーの日程を見れば明らか。
同週に行われるはずだったACNチャンピオンシップ(三木ゴルフ倶楽部)は4週後に移動せねばならなくなったが、何よりも痛かったのは「横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centenial~」(横浜カントリークラブ)の開催中止。
その直接原因が同じ横浜CCで開催される「ベイカレント・クラシック」であったことを、この日の会見の席上、倉本副会長も認めている。その理由として「PGAツアーの内規により、同じホールでその年に2つのトーナメントをやることが、できない」ことだったと説明している。
2025年の日程は、一時4試合が減ることになってしまう可能性もあったわけだ。それが一転、現状維持。この後も他国のツアーとの共催も含めた新規トーナメントの開催に動いていることを明言している諸星会長と倉本副会長だけに、年明けにも、さらなるビッグニュースが飛び込んでくるかもしれない。
新規開催トーナメント(4試合)
・「前澤杯 MAEZAWA CUP」(MZ GOLF CLUB・千葉県)
・リシャール・ミル チャリティペアマッチ&トーナメント(能登カントリークラブ・石川県)
・ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント(北海道ブルックスカントリークラブ ・北海道)
・ISPS HANDA 秋の決戦・どこまでバーディー取れるんだトーナメント(未定)
開催中止トーナメント(4試合)
・ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!
・For The Players By The Players
・長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
・横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~
取材・文/小川朗
日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
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