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FWキープ率「9季連続1位」&史上初「80%超え」! 稲森佑貴から学ぶ「本当の軸キープ」とは? 勘違いしてる人が大半!?
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは、国内男子ツアーで9シーズン連続9度目の「フェアウェイキープ率」1位を獲得した稲森佑貴(いなもり・ゆうき)です。
方向性を高める2つの特徴的な動き
昨シーズンの国内男子ツアーは金谷拓実選手が自身初の賞金王を獲得して幕を閉じました。金谷選手は他にも「メルセデス・ベンツトータルポイントランキング」「平均ストローク」「パーキープ率」「パーオン率」「トータルドライビング」で1位を獲得しています。その他のスタッツ主要部門は「平均パット」と「バーディー率」を清水大成選手、「イーグル率」を幡地隆寛選手、「サンドセーブ率」を平本世中選手が獲得しています。
また、「ドライビングディスタンス」は3季連続で河本力選手、「フェアウェイキープ率」はなんと9季連続で稲森佑貴選手が1位に輝いています。

稲森選手のフェアウェイキープ率は驚異の80.957%。23年シーズンに自身がマークした79.269%を上回り、ツアー史上初めて80%台をマークしました。昨シーズンの同部門2位は植竹勇太選手の69.180%、3位は68.911%の金谷拓実選手ですから、「80.957%」がいかに異次元の数字なのか分かります。
ちなみに、昨年の国内女子ツアーの同部門1位は78.1319パーセントの吉本ここね選手、2位は78.0952パーセントの山下美夢有選手でした。国内男女ツアーで80パーセントを超えたのは稲森選手ただ一人だったわけです。
さて、“日本一曲がらない男”の異名を持つ稲森選手は、なぜ正確にフェアウェイをとらえることができるのでしょうか。スイングを分析すると、方向性を高める特徴的な動きが2つあります。
一つは、切り返しでクラブをあまりループさせず、体の前にヘッドがある状態をキープしていること。体とクラブのタイムラグが少ないため、振り遅れなどのエラーが起こりにくく、意図通りのタイミングでインパクトを迎えることができます。
方向性アップのためにスイング軸は垂直を維持
もう一つは、スイング軸を垂直にキープしている点です。稲森選手はスイング始動で体を右にスライドさせながらヘッドを数センチ動かして一度停止。そこから再び動き出すアクションを入れます。この始動で右股関節に体重を乗せているのですが、右にスライドする際にも軸を垂直にキープしているのがポイント。また、切り返しでも軸を倒さずにクラブを振り下ろしています。
「軸キープ」はレッスンでよく使われる言葉ですが、方向性アップのために重要なのは左右に動かないことではなく、垂直を維持することです。
稲森選手の「体とクラブのタイムラグをつくらずに振る」を参考にするのは難しいかもしれませんが、「垂直キープ」は比較的真似しやすいはず。例えばキャップのツバに洗濯バサミを付けて練習してみてください。視界に洗濯バサミが入るだけで、軸の傾きを抑えることができます。ドライバーの方向性を上げたい人はぜひ試してみてください。
稲森 佑貴(いなもり・ゆうき)
1994年生まれ、鹿児島県出身。16歳でプロテスト一発合格。2014年はレギュラーツアー出場7試合でシード権を獲得。18年の「日本オープン」でプロ初勝利を飾る。20年の「日本オープン」で2勝目を挙げ、22年は自身初の年間2勝をマーク。23年に通算5勝目を挙げた。“日本一曲げない男”の異名を持ち、フェアウェイキープ率は9季連続1位を獲得している。国際スポーツ振興協会所属。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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