- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 4週間もクラブを“握らなかった”上田桃子…「すべてのクセを抜きたい」 今もトレーニング、料理教室、栄養学と超多忙の日々
昨季限りでツアーの第一線から退いた上田桃子(うえだ・ももこ)が8日、都内で「上田桃子プロ×リポビタン ゴルフにファイトを!ジュニアクリニック」を開催。ツアー活動から離れた現在の生活を明かした。
ツアーから離れた生活に「まだ慣れない」
ツアー通算17勝の上田桃子が8日、都内で「上田桃子プロ×リポビタン ゴルフにファイトを!ジュニアクリニック」を開催した。昨季限りでツアーの第一線から退き、新たなスタートを切った上田だが、新たな年が明けてからも各種イベントやCM出演などで大忙しの様子。
今回のジュニアクリニックも「現役中から考えていたこと」と明かしていたが、後進の指導についてはいずれ形にしていきたいとの思いもある。イベント後のメディアの囲み取材では、ガラリと変わった日々の生活にとまどいや新鮮味がありながらも充実した様子がうかがえた。

現在はどのように過ごしているのかが気になるところだが、ツアーから離れての生活には「全然慣れていない」と笑っていた。
「朝、早起きじゃないところが結構ストレスだったりして(笑)。ゴルフをしているときは4~5時に起きて活動していたので、1~2月なら合宿をしている時期に8時に起きてしまうのは罪悪感だなという気持ちの中で朝が始まります」
そんな中で過ごす日々には「プロとして学んだことをなんとか形にできないかと思って、なるべく多くの人と話をしながら形にできるように今は取り組んでいます。それができるのかなという不安とワクワクが両方あります」と打ち明ける。
それにゴルフからは少し離れたとはいえ何かと多忙だ。「トレーニングはしています。毎朝6~7キロ走って、そのあと筋トレです。料理教室にも通って栄養学も学んでいます。英語もやりたいんですけれど、意外と家にいる時間がない」。
「うまくなれる方法がないか見つけている」
たくさんあるやりたいことの中の一つに、ゴルフの普及活動への思いもある。
「ゴルフの魅力を広めたいという思いはあります。まだ形にできていないので何とも言えないのですが、若い人にもっとゴルフを知ってもらったり、気軽にゴルフを始めてもらえるようなことがないかなと思って考えています。何かしらゴルフのイベントはやっていきたい」
ここでふと頭によぎる。「クラブは握っていないのか?」。
聞かれた上田は苦笑いをしながら、こう語り始めた。
「(クラブを握ったのは)本当に4週間ぶりです。こんなにゴルフはしないもんなんだなってすごく思っていて、ゴルフはまったくしていないです。ゴルフへの罪悪感もありません(笑)。理由は1回すべてのクセを抜きたいと思っていて、どちらかと言えば想定内。あえてそうしている部分もあります」
「ゴルフから離れないというよりかは、今までと違ったやり方で“うまくなれる方法”がないかを見つけてる感じです。それを人に伝えられるともっといいかなと思って、いろいろと自分で試しています」
クラブを握らないことで、違った角度からうまくなるための方法を模索している最中なのだという。今も衰えないゴルフへの飽くなき探求心には恐れ入る。それが今後、どのように実を結ぶのか。上田の挑戦は続く。
上田 桃子(うえだ・ももこ)
1986年6月15日生まれ、熊本県出身。2005年のプロテストに一発合格し、同年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝した。07年に「ライフカードレディス」で初優勝を遂げると、「ミズノクラシック」など年間5勝を挙げて史上最年少21歳156日(当時)で賞金女王に輝いた。翌年の08年からは米ツアーにも挑戦したが、14年以降は主戦場を国内ツアーに戻した。21年6月に結婚を発表。翌22年の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でツアー17勝目を飾った。24年11月、自身のインスタグラムで24年シーズンをもってツアーから撤退することを表明した。ZOZO所属。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking








