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- 松山英樹“新時代のゴルフ”初勝利はお預け… 決着は最終ホールまでもつれる大熱戦も初陣飾れず惜しくも敗戦【TGL】
リアルとバーチャルが融合した新時代のゴルフリーグ「TGL」に、チーム「ボストン・コモンゴルフ」の一員として松山英樹(まつやま・ひでき)が初参戦。デビュー戦は惜しくも敗戦となったが、試合の随所で存在感を放った。
松山英樹が属する「ボストン・コモンゴルフ」は5対4で敗戦
松山英樹がTGLデビュー戦でいきなり実力を発揮。チームは激戦の末に黒星を喫したが、抜群の存在感を示した。

リアルとバーチャルが融合した新時代ゴルフリーグ「TGL」のシーズン第8戦(フロリダ州・SoFiセンター)に松山が初参戦。ローリー・マキロイ(北アイルランド)、キーガン・ブラッドリー(米)とともにチーム「ボストン・コモンゴルフ」の一員として戦いに挑んだ。
今回の相手は、ウインダム・クラーク(米)、シェーン・ローリー(アイルランド)、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)の「ザ・ベイGC」。ティーイングエリアからはバーチャルの「スクリーンゾーン」、バンカーなどグリーン周り50ヤードの「グリーンゾーン」は、室内に作られたリアルなコースとなっている。
マッチプレー形式の全15ホールのうち、最初の9ホールは「トリプルス」(3人が順番にボールを打つ)で、10番以降は「シングルス」(1対1)で行うスタイル。
ホールの勝者には1ポイントが与えられ、その合計で勝敗を競う。そして各チーム3つずつの“ハンマー”を持ち、タオルで表されたこれを投げた時、相手が受け入れればそのホールは“1ポイント増し”という新ルール適用も開始。トッププレーヤーたちの華麗なプレーがギュッと凝縮されたゲームを、1500人のファンがスタンドから観戦する。
1番で早速、「ボストン」が3メートルのバーディーパットにハンマーを投入し、松山がこれを沈めて2ポイントを先取する。しかし、3番で1ポイント、ハンマー適用の5番で2ポイントを獲得した「ザ・ベイ」に逆転を許してしまう。
10番からは1人が1ホールを完結するまでプレーする、より重圧のかかるフォーマット。松山がプレーしたパー3の12番は、「ザ・ベイ」のハンマーを「ボストン」が受け入れる大勝負に。松山は難しい8メートルのバーディーパットを絶妙なタッチで放ったが惜しくも入らず、相手が2メートルにつける大ピンチに見舞われた。
しかし、クラークがこれを決められずこのホールは引き分け。続く13番パー4では、1オンした「ボストン」が取って4対4のタイに持ち込んだ。
互いに一歩も譲らず迎えた最終15番は、浮島のショートカットルートがある714ヤードのパー5。松山対クラークの戦いは、松山が6メートル、クラークが3メートルのイーグルパット勝負となった。先に打った松山が外した後、クラークが決めてポイント5対4となり、「ザ・ベイ」に軍配が上がった。
TGLデビューを迎えるにあたって、「TGLを通じてシミュレーション(ゴルフ)の良さをもっともっと広めたい。日本にももっとゴルフの人気をつなげていけるように頑張りたい」と語った松山。
この日は負けてしまったが、勝敗以上に短時間でより身近に楽しめるTGLへの参戦を通し、ゴルフの底辺拡大を考えている。
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