素振り12回!? 松山英樹の相棒・早藤将太が恒例の浮島グリーンに挑戦！ モリカワのキャディーは初のエース達成！

　米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」の開幕前日。アイランド・グリーン（浮島）の名物ホール、17番パー3でキャディーたちが、選手顔負けのショットを放った。2000年から行われているキャディーたちによるニアピン・コンテストで、大会の恒例行事となっている。

　松山英樹の相棒、早藤将太キャディーも“池ポチャ”だった昨年の苦い記憶を払しょくすべく挑戦した。 スタッフから「いまホールに最も近いのは13フィート（4メートル）だよ」と声をかけられると、「プレッシャーをかけないで！」と緊張した様子。

　12回に及ぶ素振りを行い、いざショットを放つと、出球は左へ。無情にも昨年同様に水しぶきをあげ会場はため息に包まれた。早藤キャディーは「また来年！バイバイ」と照れ臭そうに肩をすくめていた。

　今年のベストショットはコリン・モリカワのキャディー、JJジャコバックさん。かつてコーン・フェリーツアーに3回出場したこともある強者だが、なんと、26年の歴史の中で初めてのホールインワンを達成してみせた。131ヤードをピッチングウェッジで振り抜くと、グリーン手前に切られたカップの5メートル先に着弾し、ゆっくりとカップに戻っていった。

　ボールがカップに吸い込まれると、ジャコバックさんはうれしさのあまりティーイングエリアを駆け回り、同じ組のキャディたちや仲間からもみくちゃにされ祝福された。

　本戦は日本時間の今夜20時40分に開幕する。松山はジャスティン・トーマス（米）、ルドビグ・オーバーグ（スウェーデン）とともに同21時24分にティーオフする。